2025.02.27
SNS運用
Instagramのトライアルリールとは?活用メリットや具体的な利用ステップを解説

Instagram(インスタグラム)は2024年12月に新たな機能「トライアルリール」をリリースしました。 トライアルリールとは、リール動画をフォロワー以外のユーザーに先行公開し、その反応をもとにコンテンツの効果を評価できる機能です。
トライアルリールを活用すると、新商品の紹介動画やユニークなブランドストーリーなどをフォロワー以外のユーザーにも先行公開できるため、リスクを抑えながら新たなアイデアに挑戦できます。
また、公開後約24時間で再生回数やコメント数などのエンゲージメント指標を確認できるため、パフォーマンスが良好な場合はフォロワーにもシェアすることも可能です。
本記事では、トライアルリールの基礎知識や活用メリット、利用時の注意点などを詳しく解説します。
トライアルリールとは?

Instagramの「トライアルリール」は、リール動画をフォロワー以外のユーザーに試験的に先行公開し、その反応をもとにコンテンツの効果を評価できる機能です。
本機能では、投稿者のみがトライアルであることを認識できます。投稿はフォロワー以外のユーザーに公開され、フォロワーのフィードやプロフィールには表示されません。そのため、フォロワーの反応を気にせずに新しい投稿のアイデアを試せます。
投稿後約24時間で、視聴回数やいいねの数、コメント数などのエンゲージメント指標を確認できるため、パフォーマンス状況によって、フォロワー全体に公開するか、アーカイブするかを選択できます。
Instagramがトライアルリールを導入した背景
トライアルリールを導入した背景には、投稿者が新しいコンテンツを試す際の不安を軽減し、創造性を促進する狙いがあります。
従来、投稿者はフォロワーの反応を気にして、新しいジャンルや形式のコンテンツに挑戦することをためらいがちでした。しかし、トライアルリールを活用すれば、フォロワーに影響を与えずに、新しいアイデアやスタイル、異なる表現方法を試すことができます。
投稿を躊躇する機会が減り、より幅広い方法で画像や動画を投稿できるため、より自由でクリエイティブな発想を活かした投稿が促進されます。また、パフォーマンスを確認した上でフォロワーにシェアするか判断できるため、投稿者はデータに基づいてコンテンツの効果を評価し、より効果的な投稿戦略を立てられます。
参考:トライアルリール動画: 最初にフォロワー以外に配信して感触を確かめる | Instagram for Creators
トライアルリールを活用するメリット

トライアルリールを活用することで、以下のメリットが得られます。
コンテンツをシェアする前に反応を確認できる
トライアルリールを活用すると、新しいコンテンツのアイデアやフォーマットをフォロワー以外のユーザーに限定して公開し、その反応をデータとして収集できます。
フォロワーの目を気にせず試験的に投稿できるため、気軽に実験を重ねながら、リスクを抑えてコンテンツの質やバリエーションを高められます。
さらに、トライアルリールで得たデータ(再生回数、いいねの数、コメントの傾向など)を分析することで、投稿の効果を数値的に把握し、今後のコンテンツ戦略の改善に活かせるのも大きなメリットです。
投稿の幅が広がる
これまで試したことのないジャンルやスタイルの投稿を気軽にテストできます。たとえば、新しいテーマや話題への挑戦、異なるストーリーテリング形式、動画の構成方法など、多様な表現を試すことが可能です。
新たな投稿に挑戦することで、コンテンツの多様性が増し、投稿の幅が広がるメリットがあります。また、新しいオーディエンスの獲得やエンゲージメントの向上にもつながります。
トライアルリールの利用ステップ

トライアルリールの利用ステップは以下の通りです。
リールを作成する
まずは通常のリール作成手順で動画を撮影・編集します。新しいアイデアや試したいコンテンツをリールとして準備しましょう。
音楽やキャプションを設定する
続いて、リールに適した音楽やキャプションを追加し、視聴者に伝えたいメッセージや雰囲気を演出します。
トライアルを「ON」にする
リールのシェア画面で、「トライアル」オプションをオンにします。これにより、リールはフォロワー以外のユーザーにのみ表示されます。
トライアルリールのパフォーマンスを確認する
トライアルリールの再生数やエンゲージメントが良好であれば、フォロワーにも公開し、リーチを拡大することができます。設定によっては、リールの公開後72時間以内に一定のパフォーマンス基準を満たした場合、自動的にフォロワーにもシェアされる仕組みを利用することも可能です。
トライアルリールの効果的な活用方法

トライアルリールを効果的に活用するためには、以下のポイントが重要です。
パフォーマンスデータを分析する
投稿後、視聴回数やいいねの数、コメント数、シェア数などのエンゲージメント指標を確認し、投稿のパフォーマンスを評価します。
まず、投稿後約24時間で提供される視聴回数、いいね、コメント、シェア数などのパフォーマンスデータを詳細に分析することが重要です。これらのデータは、投稿の効果を客観的に評価するための重要な指標になります。
特に、視聴者の反応やエンゲージメントの傾向を理解することで、より効果的な戦略を立案する際の参考になります。
関連記事:【企業向け】インスタのエンゲージメント率を高める施策や計算方法と目安を紹介
コメントを確認する
次に、トライアルリールに寄せられたコメントを確認することが重要です。コメントには視聴者の率直な意見や感想が含まれており、どの部分が好評で、どこに改善の余地があるのかを把握する手がかりになります。
特に、視聴者からの具体的なフィードバックは、投稿の質を高めるために役立ちます。ポジティブなコメントだけでなく、ネガティブな意見も真摯に受け止め、改善策を練る際に活用しましょう。
分析結果をもとに投稿内容を改善する
投稿の効果を高めるためには、収集したパフォーマンスデータやコメントをもとに、継続的に内容を改善していくことが重要です。
データ分析を通じて、投稿の強みや課題を把握し、テーマや表現方法、投稿タイミングなどを見直すことで、より効果的なコンテンツを作成できます。このプロセスを繰り返すことで、視聴者のニーズに合った投稿ができ、エンゲージメントの向上やフォロワーの増加につながります。
また、自社での分析やSNS運用が難しい場合は、専門のサービスを活用するのも一つの方法です。ソーシャルメディアの運用代行サービス「&WAKE」では、InstagramをはじめとするSNSの戦略立案から投稿の企画・代行、文章作成、効果測定までを一貫してサポートしています。充実した運用体制とフォローアップがあり、目的に応じたプランを月額1万円から利用できます。
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トライアルリール利用時の注意点

Instagramのトライアルリールを効果的に活用するためには、以下の注意点を事前に押さえておく必要があります。
プライバシー設定と公開範囲の確認
トライアルリールを投稿する際は、プライバシー設定と公開範囲を事前に確認することが重要です。
通常のリール投稿とは異なり、フォロワーには直接表示されませんが、Instagramのアルゴリズムによって選ばれた一部のユーザーに公開されるため、意図しないオーディエンスにリーチする可能性があります。
そのため、社内でのコンテンツチェックを徹底し、不適切な内容が含まれていないか確認しましょう。また、特定のターゲット層に対する効果を検証する目的で利用する場合、過去の投稿データと比較しながら分析を行うことで、より効果的な運用が可能になります。
ブランドイメージに沿った投稿をする
新しい投稿を試す際も、自身のブランドやテーマに沿った内容を心掛け、統一感を保つことが重要です。試験的な投稿であっても、ブランドのトーンやビジュアルスタイルを維持し、一貫性のあるコンテンツを発信しましょう。
たとえば、ユーモアを前面に出した投稿を試す場合でも、ブランドの価値観やターゲット層に適した表現かどうかを考慮する必要があります。ユーザーからのフィードバックをもとに投稿の方向性を調整し、より効果的なリール投稿へとつなげることが求められます。
まとめ

本記事では、トライアルリールの基礎知識や活用メリット、利用時の注意点などを詳しく解説しました。
Instagramのトライアルリールは、新しいコンテンツを試すのに適した機能ですが、適切な活用方法を理解し、慎重に運用することが大切です。プライバシー設定や公開範囲を確認しつつ、ブランドイメージを守りながら投稿することで、効果的なマーケティングツールとして活用できます。
また、得られたデータを分析し、フォロワーの興味・関心を引きつける内容へとブラッシュアップすることで、エンゲージメントの向上や新しいオーディエンスの獲得が期待できます。ぜひ積極的に活用し、効果的なコンテンツ戦略を構築してください。
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