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【企業向け】Bluesky(ブルースカイ)とは?登録方法や使い方、企業事例を紹介

【企業向け】Bluesky(ブルースカイ)とは?登録方法や使い方、企業事例を紹介

現在、X(Twittter)の代わりとして、Z世代の間で注目度が高まっているのが「Bluesky(ブルースカイ)」です。

Blueskyはユーザーがサーバーを構築し、データを共有できる「分散型SNS」です。

本記事では、Blueskyの概要や特徴やXとの違い、具体的な使い方、企業のビジネス活用方法・事例を網羅的に解説します。

ぜひ、自社のマーケティング戦略にお役立てください。

新SNSのBluesky(ブルースカイ)とは?

ユーザーからブルスコとも呼ばれるBlueskyは、元TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏が立ち上げ、2023年1月にサービスを開始した分散型SNSです。

2023年1月にβ版がリリースされ、2024年2月には招待制が廃止され誰でも利用できるようになりました。これにより、X(Twitter)の代替SNSとして注目を集めています。

BlueskyとX(Twitter)との違い

BlueskyとX(Twitter)は、基本機能においては共通点がありますが、いくつかの違いが存在します。

Bluesky X(無料プラン)
文字数 最大300文字 最大140文字
画像数 最大4枚 最大4枚
動画投稿機能 なし 最大4つ
DM機能 なし あり
予約投稿機能 なし あり
ハッシュタグ機能 なし あり
検索機能 ユーザー名、キーワード ユーザー名、キーワード、ハッシュタグ
タイムライン カスタマイズ可能 自動でフォローしているアカウントをおすすめ表示
アカウント公開設定 なし あり(公開 / 非公開)

※2024年6月時点

Blueskyは、テキストや画像での投稿がXに似ているため、スムーズに移行できます。

しかし、Xには存在しBlueskyにはない機能も多く、今後のアップデートでどのように進化するかを引き続きチェックすることが重要です。

Blueskyの特徴

ここからは、Blueskyの特徴について詳しく解説します。

分散型のSNSである

分散型SNSは、データや管理が単一の中央サーバーに依存せず、ネットワーク上の複数のサーバーに分散して保存されるシステムです。

ユーザー自身がデータの所有権を持つことで、プライバシー保護が強化され、システム全体の透明性と耐障害性が向上します。

さらに、企業がデータを更新するたびにネットワーク全体で検証が行われるため、外部からの改ざんが難しくなり、情報の信頼性向上が期待できます。

自分用にカスタマイズしたフィードを作成できる

従来のソーシャルメディアでは、タイムライン形式で投稿が流れてくるため、必要な情報を見つけるのに時間がかかっていました。

しかし、Blueskyでは、ターゲットユーザーの興味関心やトレンドなど、必要な情報を自分専用のフィードに集約することが可能です。

さらに、業界の専門家やインフルエンサーの投稿をフィードに表示することで、業界の最新動向を把握できます。ただし、フィードを作成したい場合、プログラミングの専門知識が必要なので注意しましょう。

広告が存在しない

Bluesky CEOのジェイ・グレイバー氏によると、2024年2月時点で「ユーザー体験を重視し、“広告まみれ”にはならない」と述べています。

広告が存在しないため、Bluesky上の情報はユーザーにとってより信頼性が高いと感じられることが期待されます。

引用:「Bluesky」はユーザー体験を重視し、“広告まみれ”にはならない:CEOが語る新しいソーシャルメディアのこれから

Blueskyの登録方法

Blueskyの登録方法について、3つのステップで詳しく解説します。

ステップ1:アプリをダウンロードして起動

まずBlueskyのアプリをダウンロードします。iPhoneやiPadユーザーはApp Store、AndroidユーザーはGoogle Playからインストール可能です。

アプリのページを開き、「入手」をタップするとダウンロードできます。

ダウンロードが完了したら、アプリを起動します。

ステップ2:必要項目を入力

アプリを起動し、「サインアップ」をクリックし、アカウントを作成します。

アカウント情報を入力する画面にて、「メールアドレス」「パスワード」「生年月日」を入力し、「次へ」をクリックします。

ユーザーハンドル名を入力します。

次は、プロフィール画像を設定します。会社のロゴや画像の設定がおすすめです。

自社ニーズに沿ったコンテンツを選択することで、興味に沿ったコンテンツを表示できます。

表示された内容を確認し、「さあ始めましょう!」をクリックしたら当ステップは終了です。

ステップ3:プロフィール設定

ログインしたら最初にプロフィールの設定を行いましょう。画面右下の「@」アイコンをクリックします。

「プロフィール編集」をクリックします。

マイプロフィール編集画面で、「表示名」「説明」欄に、自社の会社名や会社概要を記入し、「変更を保存」しましょう。

これで、Blueskyの登録から初期設定までが完了しました。

Blueskyの使い方

初期設定が済んだら、実際に投稿をしてみましょう。

投稿のやり方

トップ画面の右下にある青いアイコンをクリックし、テキストを入力、「投稿」をクリックすると投稿が行えます。

写真付き投稿のやり方

写真付き投稿は、トップ画面の右下にある青いアイコンをクリックし、画像アイコンで写真を選択後、「投稿」をクリックすると投稿ができます。

自社の製品やサービスに関する写真を投稿することで、よりユーザーに魅力が伝わります。

投稿に対する返信できるユーザー設定のやり方

投稿をする前に、「返信ができるユーザー」を選択できます。デフォルト設定では、誰でも返信が可能です。

マイナスなコメントが心配な場合や炎上を避けたいと思っている方は、「返信不可」に設定することも1つの選択肢です。

Blueskyのビジネス活用方法

Blueskyをビジネスで活用するためには、以下の戦略が効果的です。

自社ドメインを使用してなりすましを防ぐ

自社ドメインを使用することで、なりすましアカウントの出現を防ぎ、ブランドイメージを保護することが可能です。

自社ドメインアカウントは、公式アカウントであることの証明ができるため、ユーザーの信頼を獲得しやすくなります。

自社サイトに遷移させる

Blueskyを活用して、投稿から直接自社のwebサイト(ECやランディングページ、公式ブログ)へのリンクを設定することにより、ユーザーを効果的に誘導することが可能です。

たとえば、新製品を発売する際、Blueskyで製品を紹介し、具体的な製品ページやランディングページへのリンクを投稿に設置します。

これにより、興味を持ったユーザーが詳細情報を得られるようになり、購入や問い合わせ数の増加に期待ができます。

他媒体キャンペーン投稿へ遷移させる

Blueskyを利用して、ほかのメディアやプラットフォームで実施中のキャンペーンにユーザーを誘導できます。

たとえば、新製品のプロモーションやイベントの告知をBlueskyで行い、詳細ページや登録フォームがあるほかのサイトへリンクすることが可能です。

将来的には、Bluesky上の投稿から、XやInstagramなどのほかの媒体へキャンペーン投稿を拡散することにも期待ができます。

Blueskyの企業活用事例5選

2024年2月に招待制が廃止されて以降、Blueskyには続々と企業アカウントが参入しています。

ここでは、Blueskyを活用している企業の中から、とくに注目すべき5つのアカウントをご紹介します。

セガ公式アカウント(@sega.jp)


出典元:セガ公式アカウント(@sega.jp)

セガ公式アカウント(@sega.jp)は、Bluesky上で多岐にわたる情報発信を行っており、ファンとの交流も積極的に行っています。

投稿では、新しいゲームの発売情報をはじめ、ゲームの対応機種、発売日、キャンペーンへのリンクやショップでのセール情報などが定期的に更新されています。

ファンは新しいゲームに関する詳細をすぐに入手でき、キャンペーンやセールを逃すことなく利用ができます。

セガはこれらの情報を通じて、ファンとの関係を深め、エンゲージメントを高めています。

4GamerNews(@4gamer.net)


出典元:4GamerNews(@4gamer.net)

日本最大級の総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」のアカウントでは、自社サイトのブログ記事へのリンクを積極的に投稿することで、読者をWebサイトに誘導し、アクセスを増加させる戦略を採用しています。

さらに、4GamerNewsは日次で、日々十数件の投稿を行うことで、フォロワーに対して常に最新かつ関連性の高いコンテンツを提供しています。

これにより、ユーザーの関心を引きつけると同時に、サイトへの流入増加が期待できます。

ストリートファイター / STREET FIGHTER(@streetfighter.com)


出典元:ストリートファイター / STREET FIGHTER(@streetfighter.com)

ストリートファイターの公式Blueskyアカウントは、大会情報やイベント参加時の画像投稿でファンとのエンゲージメントを高めています。

さらに、奈良県とのコラボでマンホールカバーにゲームキャラクターを描くなど、地域社会と連携したユニークなプロモーションにも注目が集まりました。

また、社内での大会情報を共有することで、企業としての魅力も発信しています。これらの取り組みにより、ブランドの親しみやすさと社会的影響力を同時に高めています。

ナガノ(@ngntrtr.bsky.social)


出典元:ナガノ(@ngntrtr.bsky.social)

人気マンガ「ちいかわ」や「ナガノのくま」の作者として知られるナガノ氏は、Blueskyで自身のイラストを積極的に投稿しています。

投稿には、キャラクターが熊本空港で馬刺しを食べたり、サイゼリヤでピザを楽しむ様子など、日常的な場面が描かれています。

ナガノ氏の投稿がフォロワーに与える影響は大きく、これらのイラストを通じて実際の場所や商品に興味を持つファンも多いです。

靴下屋-Tabio(@tabio.com)


出典元:靴下屋-Tabio タビオ株式会社 (@tabio.com)

靴下専門店「Tabio」は、Blueskyを活用して新商品情報やコーディネートを発信しています。

新商品の発表や割引セールの情報をBlueskyで簡潔に紹介し、興味を持ったフォロワーをランディングページに誘導することで、効果的にコンバージョンを促進しています。

Blueskyを活用したアプローチにより、Tabioはブランドの魅力を広く伝えるとともに、販売機会を創出しています。

まとめ

本記事では、Blueskyの概要や特徴、Xとの違い、使い方、そして企業のビジネス活用方法や事例について詳しく解説しました。

Blueskyは、分散型のSNSであり、誰でも利用できるようになったため、X(Twitter)の代替SNSとして注目を集めています。とくにZ世代への認知度を高めたい企業におすすめです。

Blueskyを活用することで、分散型ネットワークによるなりすましを防止し、企業の信頼度を向上させることができます。

新しいSNSを有効に活用し、今後の集客や販売促進のマーケティング戦略に役立てましょう。

この記事の監修者

菊地 里奈

株式会社ユナイテッドアニマルズにて広報PR、SNS投稿素材の制作を担当。 インフルエンサーマーケティング業務にも従事する。 複数企業のSNS運用にもプランナーとして、制作から運用までサポートを行い、SNSマーケティング全般を守備範囲とする。

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また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。

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