SNSマーケティング

【事例つき】企業インスタアカウントの成功例6選|業界別の成功要因と再現ポイントを解説

「フォロワーがなかなか増えない」「投稿を続けているのにエンゲージメントが上がらない」と悩む企業のインスタ(Instagram)運用担当者は少なくないでしょう。

他社のアカウントを見ても、「なんとなくおしゃれ」「投稿数が多い」といった印象しか持てず、成功の要因がわからないため、自社の運用にどう活かせばよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、BtoB企業やEC事業者をはじめとした業界別のInstagram運用成功事例を紹介します。あわせて、成功事例を自社の運用に具体的に落とし込む方法についても解説します。企業アカウント運用の成果向上に、ぜひお役立てください。

 

成功している企業のインスタアカウントが重視する3つの指標

成功している企業のインスタアカウントは、フォロワー数だけを目標に運用していません。実際の成果につながる3つの指標を軸に、コンテンツの質と発信戦略を継続的に改善しています。

【エンゲージメント率】「見られている」より「刺さっている」かを示す指標

エンゲージメント率とは、投稿に対する「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などのアクション数を、リーチ数やフォロワー数で割った数値です。フォロワーが多くてもエンゲージメント率が低い場合、投稿が読者の心に響いていない可能性があります。

一般的に、エンゲージメント率が高いアカウントほど、ターゲットに明確に刺さるコンテンツを継続的に発信できていると判断できます。フォロワー数の多さだけを追うのではなく、実際にアクションを生んでいるかどうかを基準に運用の質を評価することが重要です。

【保存数】「また見たい」と思わせたコンテンツに積み上がる数字

保存数は、投稿を後から見返したいと感じたユーザーが実際に保存した回数を示す指標です。「いいね」は感覚的なアクションですが、保存は「この情報を手元に置いておきたい」という意図的な行動であるため、コンテンツの実用性や情報価値の高さを反映しているといえます。

保存数が多い投稿ほど、インスタのアルゴリズム上でも評価されやすく、フォロワー外へのリーチ拡大にもつながります。

関連記事:Instagramマーケティングの始め方|戦略や成功事例をご紹介

【プロフィールアクセス数】フォロワー外への認知が、リードにつながる入口

プロフィールアクセス数は、投稿を見たユーザーがアカウントページに移動した回数です。この数値が高いほど、投稿がフォロワー以外のユーザーにも届き、フォローや問い合わせへの行動につながっていることを示します。

プロフィールアクセス数を増やすには、投稿の第一印象となるビジュアルとキャプションの冒頭文が重要です。見た人が「このアカウントをもっと知りたい」と感じる設計が求められます。

評価されやすいアルゴリズムについては、こちらの記事もご覧ください。

関連記事:【インスタアルゴリズム】2026年最新分析|評価されやすい運用とは?企業向けにアルゴリズムの変化を解説

【業界別】企業インスタアカウントの成功例6選

業界ごとに、インスタで成果を上げている企業アカウントの特徴と成功要因を解説します。

EC・D2Cブランドの成功例:(ふつうの)ショップ

出典元:(ふつうの)ショップ

「(ふつうの)ショップ」は、株式会社Studio betaが運営する調味料のD2Cブランドです。マヨネーズや胡椒など、名前も見た目もシンプルに設計された商品を販売しており、インスタのアカウントもその世界観を一貫して体現しています。

成功要因は、「シンプルさ」というブランドコンセプトをビジュアルから商品設計まで徹底して貫いている点にあります。派手さや「映え」を追うのではなく、ユーザーの日常にごく自然に溶け込むデザインと投稿トーンを維持することで、「手元に置いておきたい」と感じさせるアカウントとして支持を集めているのが特徴です。

飲食・店舗ビジネスの成功例:地酒蔵大阪 梅田DDハウス店

出典元:地酒蔵大阪 梅田DDハウス店

「地酒蔵大阪 梅田DDハウス店」は、産地直送の新鮮な海鮮と、酒造直送の希少な地酒を常時30種揃えた居酒屋です。居酒屋が立ち並ぶ競合の激しいエリアで、インスタを活用した集客に取り組みました。

成功要因は、インスタ運用とGoogleマップのMEO対策を組み合わせた二段階の集客設計にあります。料理や地酒の質感をリアルに伝えるリール動画をグルメ系インフルエンサーが制作・発信し、オープン前から地域への認知を広げました。

その関心を持ったユーザーがGoogleマップで店舗を検索した際に口コミが充実した状態を整えることで、「行ってみたい」という気持ちを来店予約へとつなげています。

美容・コスメ業界の成功例:DUO(デュオ)

出典元:DUO(デュオ)公式

「DUO(デュオ)」は、プレミアアンチエイジング株式会社が展開するスキンケアブランドで、主力商品の「クレンジングバーム」はクレンジング売上No.1を獲得した実績を持ちます。

成功要因は、インフルエンサーを起用したPRとアフィリエイトを軸にした認知拡大戦略にあります。多数のインフルエンサーが同時期に商品を紹介することで「インスタで話題の商品」というブランドイメージを形成し、購買意欲を喚起する仕組みを構築しました。

加えて、公式アカウントでは「どちらが気になるかコメントで教えてほしい」といったコメント誘導を積極的に取り入れ、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを通じてファンとの関係性を深めています。

BtoB企業の成功例:Sky株式会社

出典元:Sky株式会社

Sky株式会社は、自社パッケージ商品の開発・販売やシステムインテグレーションなど幅広い分野で事業を展開するIT企業です。インスタでは企業・採用関連・自社製品の3つのアカウントを目的別に運用しています。

成功要因は、アカウントごとに発信内容を明確に分けている点です。企業アカウントではテレビCMや所属スポーツ選手の情報を発信してブランド認知を高め、採用関連アカウントでは若手社員のインタビューを通じて社風を紹介するなど、目的に応じた運用を徹底しています。

さらに、いずれのアカウントでもキャンペーン情報を積極的に掲載しており、フォロワー獲得につなげている点も特徴です。BtoB企業がインスタを活用する際は、商品やサービスの直接訴求よりも、目的ごとにアカウントを分けたブランディング設計が効果的といえます。

住宅業界の成功例:竹村工務店

出典元:竹村工務店 |注文住宅/新築/リフォーム/リノベーション/工務店/奈良県

竹村工務店は、奈良県に拠点を置く1947年創業の老舗工務店です。インスタでは施工事例に特化したアカウントを運用しています。完成写真のサムネイルに世界観と調和したキャッチコピーを丁寧に入れるなど、ビジュアル面の工夫でユーザーの関心を引きつけています。

成功要因は、施工事例の発信にとどまらず、ストーリーズで建築途中の現場の様子や担当業者の人柄を伝えるなど、「この工務店に任せたい」と感じさせるリアルな情報発信にあります。

さらに、見学会やイベントの告知を投稿の中に自然に組み込み、「フォロー→来場→顧客化」という導線を設計している点も特徴的です。住宅は検討期間が長い商材であるため、継続的な情報発信で潜在顧客との接点を保ち続けることが、問い合わせや来場予約につながる重要なポイントといえます。

アパレル・ファッションブランドの成功例:COHINA

出典元:COHINA -155cm以下の小柄女性向けブランド-

COHINAは、身長155cm以下の小柄な女性に特化したアパレルD2Cブランドです。インスタでは、小柄なモデルが着用したコーディネートの投稿に加え、継続したライブ配信で視聴者からの質問に直接回答しながら購買につなげる双方向のコミュニケーションを実現しました。

成功要因は、明確なターゲット設定とユーザーとの距離の近さにあります。「すべての女性に向けたブランド」ではなく、「小柄な女性のためのブランド」と打ち出すことで、サイズ選びに悩む層からの強い共感を獲得しました。

さらに、ライブ配信で寄せられたユーザーの声を商品開発に反映する仕組みを構築し、広告費に頼らずSNSを軸にファンコミュニティを形成した好例といえます。

企業インスタアカウントの成功例に共通する自社運用へのポイント

ご紹介した6つの事例を分析すると、業界を問わず共通する運用の考え方が見えてきます。以下では、企業のインスタ運用に取り入れやすいポイントについて解説します。

「誰に・何を・なぜ届けるか」を投稿単位まで言語化する

成果を上げている企業のInstagramアカウントは、投稿ごとに「誰に届けるのか」「何を伝えるのか」「なぜ発信するのか」が明確に定義されています。ターゲットや発信目的が曖昧なまま投稿を続けても、エンゲージメント率やプロフィールアクセス数の向上にはつながりにくいでしょう。

まずは自社のターゲット像を具体的に設定し、投稿一つひとつに対して「誰のどのような悩みや課題に応える内容なのか」を明確にすることが重要です。この意識を持って運用を継続することで、より効果的な情報発信と安定した成果につながります。

関連記事:【企業向け】インスタの投稿におすすめな時間帯は? 業種やジャンルごとの最適なタイミング

トーン&マナーをアカウントの土台として設計する

アカウント全体のビジュアルや文体、使用する言葉のトーンに一貫性を持たせることは、フォロワーに「また見たい」と感じてもらうための重要な要素です。投稿ごとにデザインや表現の方向性が異なると、アカウントの印象が散漫になり、ブランドイメージや認知の定着につながりにくくなります。

そのため、カラーパレットやフォント、文体などのガイドラインをあらかじめ定めておくことが重要です。特に複数人で運用する場合は、誰が投稿を作成しても統一感のある発信ができるよう、運用ルールを整備しておきましょう。

関連記事:【保存版】SNS画像サイズ一覧|投稿・広告に最適な推奨サイズと制作のポイント

リール・カルーセル・静止画を目的別に組み合わせて型を作る

インスタには、リール動画・カルーセル投稿(複数枚スワイプ)・静止画という主な投稿形式があります。それぞれに向いている用途が異なるため、目的に応じて使い分けることが効果的です。

投稿形式 得意な用途
リール動画 新規リーチの拡大、ブランド認知の向上
カルーセル投稿 情報量の多い解説、保存数の獲得
静止画 ブランドビジュアルの統一、世界観の醸成

投稿形式を固定するのではなく、目的に合わせた「型」を複数持つことで、アカウント全体の成果を底上げできます。

「保存されるコンテンツ」を軸にKPIを設定する

保存数はインスタのアルゴリズム評価において重要な指標の一つです。「いいね」よりも保存数を重視したコンテンツ設計を行うことで、拡散力と情報の価値の両立が図れます。

具体的には、「後で見返したくなるチェックリスト」「保存しておきたい比較表」「手順を解説したカルーセル」など、ユーザーが実用的に活用できるコンテンツを意識的に盛り込むことが有効です。

数値から仮説を立て、改善を繰り返すPDCAの仕組みを作る

インスタの運用では、投稿して終わりにせず、数値をもとに次の施策を考えるPDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回すことが成果の積み上げに直結します。

毎週または毎月、エンゲージメント率・保存数・プロフィールアクセス数の3指標を記録し、「どの投稿が伸びたか」「なぜ伸びたか」を言語化する習慣が、運用精度の向上につながります。

本業と並行してこのサイクルを継続することが難しい場合、外部のSNS運用代行サービスを活用するのも有効です。

出典元:リードナリ(Leadnary)

株式会社ユナイテッドアニマルズが提供する「リードナリ(Leadnary)」は、SNS施策を単なる運用で終わらせず、事業成果につなげるための統合型SNSマーケティングソリューションです。

年間SNSマーケティング予算2,000万円以上の企業様を対象に、事業目標から逆算したKPI設計をもとに、アカウント運用・インフルエンサー施策・広告運用を一気通貫で支援。フォロワー数や再生数といった表面的な指標だけでなく、市場ポジションの変化や事業へのインパクトまで可視化した「会議で使えるレポート」を提供します。

さらに、レポートをもとにした分析・改善提案を通じて、次の意思決定につながるPDCAサイクルの実行を継続的にサポートし、SNSマーケティングの成果最大化を支援します。

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まとめ

本記事では、業界別の企業インスタ(Instagram)アカウントの成功事例6選と、自社の運用に活かすための共通ポイントを解説しました。

成果を上げているアカウントに共通しているのは、「誰に・何を・なぜ届けるのか」を明確にし、一貫したトーン&マナーのもとで情報発信を行いながら、数値に基づいて継続的に改善を重ねている点です。フォロワー数だけを追うのではなく、エンゲージメント率や保存数、プロフィールアクセス数といった指標を重視した運用が、ビジネス成果につながる近道といえるでしょう。

また、自社でのインスタ運用に課題を感じている場合や、継続的な運用体制の構築が難しい場合は、SNS運用代行サービスの活用を検討するのも有効な選択肢の一つです。

出典元:リードナリ(Leadnary)

株式会社ユナイテッドアニマルズが提供する「リードナリ(Leadnary)」は、単なるSNS運用代行にとどまらず、市場シェアや競合分析を踏まえた戦略設計から施策実行、効果検証までを一貫して支援する統合型SNSマーケティングソリューションです。

大手家電メーカーや化粧品メーカーをはじめ、さまざまな業界で豊富な支援実績を有しており、SNS施策を「説明できるマーケティング施策」として可視化。経営層への報告や次の意思決定に活用できるレポーティング体制も整えています。

SNS運用を単なる認知拡大で終わらせず、事業成果につなげたいとお考えの企業様は、ぜひ無料相談または無料戦略診断をご利用ください。

リードナリ(Leadnary)の詳細はこちら

この記事の監修者

高橋空

株式会社ユナイテッドアニマルズの広報担当。女性ファッション誌『nonno』の専属読者モデル出身。現在は、モデル業と並行して活動。アパレルEC・ブライダル・美容広告のモデル経験をマーケティング業務に活かし、美容ジャンルを得意とする。YouTube「私のタイムラインっておかしいかな?」やTikTok「あやそら SNS運用で働く先輩後輩」への出演や「marcial」のInstagramアカウントでvlog系動画の発信を行うなど、SNS運用業務でも活躍中。自身のSNSではInstagramリール動画の再生回数が最高297万回、TikTokでは最高87万回再生の実績を持つ。

SNS運用代行・マーケティング支援なら
ユナイテッドアニマルズへ

ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。

また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。

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