公開日:2025.12.26
SNS運用
【保存版】SNS画像サイズ一覧|投稿・広告に最適な推奨サイズと制作のポイント

「入稿した画像が見切れてしまう」「媒体ごとの仕様変更を追いきれない」
これは、複数のSNSを運用する担当者に共通する悩みです。SNS画像の適切なサイズ管理は、ブランドの信頼性を守り、広告効果を最大化するために不可欠です。
本記事では、主要SNSの推奨画像サイズを網羅的に解説するとともに、制作工数を削減できるおすすめツールや効果的な活用方法を紹介します。手戻りや確認作業を減らし、成果につながるクリエイティブ運用を実現するための指針としてご活用ください。
目次
【保存版】主要SNS別・推奨画像サイズ一覧

各SNSプラットフォームは、ユーザー体験を最適化するために推奨サイズを定めています。推奨サイズを守ることで、タイムライン上での視認性が高まり、情報の欠落を防げます。
主要メディアの基本的な投稿サイズは以下の表の通りです。
※2025年12月調査時の情報で掲載
| SNS媒体 | 投稿タイプ | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
| フィード(正方形) | 1080 × 1080 | 1:1 | |
| フィード(縦長) | 1080 × 1350 | 4:5 | |
| ストーリーズ・リール | 1080 × 1920 | 9:16 | |
| 通常投稿 | 1200 × 630 | 1.91:1 | |
| X | 通常投稿(横長) | 1200 × 675 | 16:9 |
| 通常投稿(正方形) | 1200 × 1200 | 1:1 | |
| YouTubeショート・TikTok | ショート動画 | 1080 × 1920 | 9:16 |
| LINE公式アカウント | リッチメッセージ | 1040 × 1040 | 1:1 |
| Threads | 画像投稿 | 横幅1080 | 自由(縦長可) |
これらは基本の数値ですが、デバイスやアプリのアップデートにより微調整が必要な場合があります。
Instagramの推奨画像サイズ
Instagram(インスタグラム)はビジュアル重視のメディアであり、画質の鮮明さと画面占有率がエンゲージメントに直結します。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| フィード投稿(正方形) | 1080 × 1080 | 1:1 | プロフィール画面のグリッド表示で、きれいに見える基本サイズ |
| フィード投稿(縦長) | 1080 × 1350 | 4:5 | 現在の推奨サイズ。画面占有率が高く、ユーザーの滞留時間が長くなる |
| ストーリーズ、リール動画 | 1080 × 1920 | 9:16 | 上下約250pxはアイコンなどのUIと重なるため、文字入れは中央のセーフエリア内に行う |
| プロフィール画像 | 320 × 320以上 | 1:1 | 円形にトリミングされる。ロゴや顔が四隅で見切れないよう中央配置が必須 |
Facebookの推奨画像サイズ
Facebookはビジネス利用が多く、スマートフォンとPCの両方で閲覧される傾向があります。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| 通常投稿、リンクシェア | 1200 × 630 | 1.91:1 | WebサイトのOGP設定もこの比率に合わせると、リンクシェア時に見切れず表示される |
| イベント用カバー写真 | 1920 × 1005 | 約 16:9 | スマホでは左右がトリミングされる場合があるため、重要情報は中央へ寄せる |
| Facebookページ、カバー写真 | 820 × 360 | 約 2.3:1 | PC(横長)とスマホ(少し縦長)の両方に対応するため、820×360pxで作成し、重要要素を中心に配置するのが安全 |
Xの推奨画像サイズ
Xは情報の即時性が求められ、タイムラインの流れが早いメディアです。一目で内容が伝わる画像の視認性が重視されます。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| 通常投稿(横長) | 1200 × 675 | 16:9 | スマホ・PC問わず安定して表示される基本サイズ |
| 通常投稿(正方形・縦長) | 1200 × 1200、または縦長 | 1:1、3:4等 | タイムラインでの占有面積を広げたい場合に有効 |
| ヘッダー画像 | 1500 × 500 | 3:1 | 左下にアイコンが重なり、上下も端末によりトリミングされるため、上下60pxほどの余白を考慮する |
| 複数枚投稿 | 枚数により変動 | – | 2枚なら左右分割、3枚なら左1・右2分割など、枚数でトリミング位置が変わる点に注意が必要 |
YouTubeショート・TikTokの推奨動画サイズ
縦型の短尺動画は、現在拡散力が高いコンテンツ形式の一つです。各プラットフォームで仕様はほぼ共通しています。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| ショート動画(共通) | 1080 × 1920 | 9:16 | 右側の「いいね」アイコンや下部の説明文エリア(UI)と文字が重ならないよう、十分な余白を設ける |
| YouTube、サムネイル | 1280 × 720 | 16:9 | 通常動画用。ファイルサイズは2MB以下に抑える |
LINEの推奨画像サイズ
LINE公式アカウントは、リッチメニューやメッセージ配信など、独自のクリエイティブ形式を持ちます。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| リッチメッセージ | 1040 × 1040 | 1:1 | トーク画面で正方形に大きく表示される。文字がつぶれないよう高画質で作成する |
| リッチメニュー(大) | 1200 × 810 | – | 画面下部に固定表示されるメニュー。ボタン配置に合わせてテンプレートに沿ったデザインが必要 |
| リッチメニュー(小) | 1200 × 405 | – | トーク画面を広く見せたい場合に適したハーフサイズ |
| カードタイプ | 複数選択可 | – | 横長、正方形などが選べる。1つのカルーセル内ではすべての画像サイズを統一する必要がある |
Threadsの推奨画像サイズ
Instagramと連携するThreads(スレッズ)は、画像や動画の表示仕様もInstagramに準拠しています。
| 投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | アスペクト比 | 制作・運用のポイント |
| 画像投稿 | 横幅 1080 | 自由 | 縦長・正方形・横長のいずれの比率でも投稿可能。最大サイズはInstagram同様、横幅1080pxが基準 |
| カルーセル(複数枚) | – | – | Instagramとは異なり、異なる比率の画像を混在させることもできるが、見栄えを考慮すると比率は統一するのが望ましい |
SNS広告の画像サイズとバナー制作の注意点

SNS広告において、クリエイティブの質はクリック単価(CPC)や獲得単価(CPA)に直接影響します。媒体ごとの推奨サイズを守ることはもちろん、広告パフォーマンスを向上させるための基本的なセオリーを押さえることが重要です。
ここでは、Facebook、Instagram、X、LINE広告など、主要SNS広告に共通する制作上のポイントを解説します。
媒体横断のトレンド(正方形・縦長)を取り入れる
SNS広告で成果を上げるためには、デザインに着手する前にサイズ選びが重要です。現在、Facebook、Instagram、LINE広告など複数の媒体を横断して成果が出やすいトレンドとして、「正方形(1:1)」および「縦長(4:5)」の採用が推奨されています。
出典:各配置のアスペクト比のベストプラクティス | Metaビジネスヘルプセンター
従来のWeb広告では横長(16:9)が主流でしたが、スマートフォンでの閲覧が中心となった現在、画面占有率の高い縦長フォーマットの方がユーザーの目に留まりやすく、クリック率も高い傾向にあります。
スマホ表示の崩れを防ぐためにセーフエリアを守る
次に最適なサイズを選定したら、レイアウトを調整します。SNS広告、とくにスマートフォンでの表示では、プラットフォーム側のアイコンやアカウント名、説明文、CTAボタンなどがクリエイティブの上に重ねて表示されるのが一般的です。
そのため、画像の四隅ギリギリまで情報を詰め込むと、重要なテキストやロゴがUIに隠れて読めなくなってしまうリスクがあります。これを防ぐためには、セーフエリアを意識し、一番伝えたいメッセージや被写体を中心に寄せることが鉄則です。
画質劣化や容量オーバーによるパフォーマンス低下を防ぐ
高画質な画像は魅力的ですが、ファイルサイズが大きすぎると読み込み速度が低下し、ユーザーの離脱につながる可能性があります。逆に、圧縮しすぎて画像が粗くなるとブランドイメージを損なう原因になります。
「重すぎて表示されない」「粗くて読めない」といった機会損失を防ぐため、入稿前には実際のデバイスで表示スピードと文字の視認性を確認してください。
SNS画像サイズの作成・調整工数を削減するおすすめツール3選

SNSごとに異なる画像サイズに合わせて、毎回ゼロからデザインを作成するのは非効率です。リサイズや圧縮を効率化し、制作工数を削減するために役立つ便利なツールを紹介します。
Canva(キャンバ)

出典:Canva
Canvaは、ノンデザイナーでも高品質なクリエイティブを作成できるオンラインデザインツールです。
「Instagramの投稿」「YouTubeサムネイル」など、あらかじめ各SNSに最適なサイズがプリセットされており、「マジックリサイズ機能(有料版)」を使用すれば、1つのデザインをワンクリックで複数の媒体用サイズに展開できます。
日々のフィード投稿やテンプレートを活用した統一感のあるストーリーズ制作に適しています。
TinyPNG / Squoosh

出典:TinyPNG
TinyPNGは、画像の見た目を変えずに、ファイルサイズを劇的に軽量化できる圧縮ツールです。
Webブラウザ上で画像をドラッグ&ドロップするだけで、容量を50〜80%削減できます。Google提供ツールであるSquooshでは、圧縮前後の画質を比較しながら調整できます。
広告入稿時やWebサイトへの埋め込み時に、画質を維持したまま読み込み速度を改善したい場合に使用します。
ILOVEIMG

出典:ILOVEIMG
画像の切り抜き、リサイズ、圧縮、変換などを一括で行える無料のオンラインツールです。
複数の画像を一括でリサイズしたり、同じ比率でトリミングしたりする機能が充実。透かし(ウォーターマーク)を入れる機能もあり、著作権保護にも役立ちます。
キャンペーンなどで大量の画像素材を、特定のSNSサイズに合わせて一括処理したい場合に便利です。
SNS画像サイズの制作効率と成果を高めるコツ

ツールを使うだけでなく、チーム内での運用ルールを整備することで、長期的な品質維持と工数削減が可能になります。ここでは、制作効率と成果を高めるコツをお伝えします。
保存設定やテンプレートを活用して作業を自動化する
継続的なSNS運用において、毎回ゼロから画像サイズやレイアウトを設定するのは非効率です。デザインツールに搭載されている便利な機能を徹底的に使い倒し、単純作業をツールに任せることで、制作負担を最小限に抑えましょう。
文字の配置場所やフォントサイズ、ロゴの位置などを定め「マスターテンプレート」を作成すれば、担当者が変わってもデザインのトーン&マナーが崩れず、制作時間を大幅に短縮できます。「セーフエリア」をガイド線で示したテンプレートを用意しておくと、UIとの重なりによるミスを未然に防ぐことも可能です。
チーム内で運用ルールを統一して品質を担保する
クリエイティブの制作を複数人のチームで行ったり、外部へ委託したりする場合、担当者によって品質やデザインのトーンにばらつきが生じがちです。こうした課題を解決し、長期的に安定したクオリティを維持するためには、ツールだけでなく明確な運用ルール(レギュレーション)を策定し、チーム全体で共有することが欠かせません。
運用ルールを明文化し、関係者全員が参照できるようにしておくことで、無駄な確認作業や修正の手戻りを減らし、本来注力すべき企画や分析業務に時間を割くことができるようになります。
まとめ:最適なSNS画像サイズを把握して、運用成果を最大化

SNSごとの適切な画像サイズを理解し運用することは、ユーザーに情報を正しく届けてブランドの信頼性を高めるための第一歩です。
また、媒体の仕様は頻繁に変更されるため、常に最新情報をキャッチアップし続けるには相応のリソースが必要です。さらに、サイズ調整だけでなく「クリックされるデザイン」や「保存されるコンテンツ」を制作するには、専門的なノウハウが求められます。
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また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。
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