SNSマーケティング

バレンタインキャンペーンのSNS活用術!売上・認知度アップにつながるポイントや企業事例

SNSを活用したバレンタインキャンペーンは、SNSマーケティングにおいて非常に効果的な手法です。幅広いターゲット層にリーチできるSNSは、バレンタインのような季節限定イベントと相性が良く、キャンペーンを行うことで認知度向上が期待できます。

本記事では、バレンタインシーズンにSNSキャンペーンを実施するメリットや、キャンペーンを成功させるためのポイントを詳しく解説します。また、Instagram、X(Twitter)それぞれの投稿事例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

SNSを活用したバレンタインキャンペーンとは

バレンタインシーズンは、恋人・友人・家族などへの贈り物を探す人が増える傾向にあります。企業やブランドにとっては認知度の拡大や新規顧客を獲得する絶好の機会です。自社のSNSを利用し、バレンタインデーの特別感を活かしたキャンペーンを実施することで、消費者とのエンゲージメントを高められます。

SNSには、視覚的なコンテンツやインパクトのあるメッセージを手軽に発信できる特長があります。そのため、一般的なキャンペーンイベントだけでなく、バレンタインのように期間が限られたキャンペーンにも有用です。工夫次第では、バレンタインと直接関係のない商品やサービスを扱う企業でも、キャンペーンを成功させることができます。

SNSでバレンタインキャンペーンを実施するメリット

バレンタインシーズンにSNSでキャンペーンを行うことは、企業にとって以下のようなメリットがあります。

・話題性が高く注目されやすい
・企画しやすく、効率的に行える
・ユーザーが気軽に参加できる

以下で詳しく解説します。

話題性が高く注目されやすい 

1月から2月上旬はバレンタインに関する話題が旬のネタです。
SNSでは、リアルタイムな情報や旬の話題、最新トレンドといった鮮度の高い発信が特に注目を集めます。バレンタインの話題が旬である時期に合わせて関連付けたキャンペーンを行うことで、自然とユーザーの目に留まりやすくなります。

さらに、話題性の高いコンテンツの発信は注目度が上がるだけでなく認知度拡大にも効果的です。あらゆるユーザーに拡散されることで、キャンペーンを通して自社の認知度向上につながるでしょう。

企画しやすく、効率的に行える

バレンタインキャンペーンは期間やテーマが明確であり、企画しやすく効率的に実施できます。

例えば、「関連ワードを取り入れたハッシュタグキャンペーン」や「バレンタインにちなんだ写真投稿キャンペーン」のようなシンプルなキャンペーン企画でも、大きな反響を得ることが可能です。また、バレンタインデーは毎年2月14日と日付が決まっているため、キャンペーン開催に向けてプランを立てやすく、短期間でも集中的にユーザーへリーチできます。

ユーザーが気軽に参加できる

多くの人にとって定番のイベントであるバレンタインデーを活用すれば、企業の訴求が自然な形で伝わるため、ユーザーはキャンペーンに参加しやすくなります。

・コメントでクイズやアンケートに回答してもらう
・心に響くようなストーリーを盛り込む
・チョコやハートを画像に取り入れる

など、バレンタインというテーマを意識しながらキャンペーンへの参加を促してください。

SNSでバレンタインキャンペーンを実施する際の注意点

SNSでバレンタインキャンペーンを実施するには、どのプラットフォームで同じ投稿をしても成功するとは限りません。それぞれの特徴を理解し、利用するプラットフォームに合った形で発信する必要があるため、企画の際には注意が必要です。

バレンタインキャンペーンを実施するにあたり、Instagram、X(Twitter)それぞれの意識すべき点をご紹介します。

Instagramの場合 

画像や動画の投稿に特化したInstagramは視覚重視のSNSのため、キャンペーン実施の際は投稿画像が重要な役割を果たします。目を引くような画像や見やすく洗練された画像を作成し、ユーザーの視覚に訴えることを意識しましょう。

特にバレンタインシーズンにおいては、赤やピンクを使ったロマンチックな雰囲気の画像や、バレンタインチョコやギフトをイメージしたデザインの画像がおすすめです。

X(Twitter)の場合

Xはテキスト投稿がメインのSNSで、伝えたいことを短文にまとめた投稿が一般的です。他のSNSと比べてリアルタイム性が高く、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい点が特長です。そのため、Xでバレンタインキャンペーンを実施する際は、簡潔さとインパクトのある文章を意識することが重要になります。

また、Xでバレンタインキャンペーンの参加者を増やすには、バレンタインに関連するユニークな内容を盛り込んでバズを狙ったり、ユーザーにコメントを促してつながりを深めたりするなどの方法が効果的です。

バレンタインキャンペーンを成功させるためのポイント

SNSでバレンタインキャンペーンを成功させるために重要なポイントは以下の通りです。

・SNS特有の拡散力を活用する
・テーマに合ったハッシュタグを選定する
・キャンペーン内容を明確にする
・豊富な知識と経験を持つプロへ依頼する

それぞれ詳しく解説します。

SNS特有の拡散力を活用する

SNSは特有の拡散力があり、うまく活用すれば大きな強みとなります。
バレンタインキャンペーンの投稿でも、SNSの拡散力を最大限に活かせるよう、ユーザーが気軽にシェアしたくなる投稿を心がけましょう。

・投稿をシェアすると抽選に参加できる形式で行う
・特定のハッシュタグを取り入れたリポストキャンペーンにする
・他社とのユニークなコラボ企画にして話題性を狙う

など、短期間で拡散されるようなキャンペーンがおすすめです。

テーマに合ったハッシュタグを選定する

ハッシュタグの選定はキャンペーンを成功させるための重要なポイントです。
バレンタインに関連するハッシュタグを活用することで、投稿が発見されやすくなり、より多くのユーザーの元へ発信が届きます。

キャンペーンに合わせた独自のハッシュタグを作成し、ユーザーに強い印象を与えて話題性を高める使い方も効果的です。

関連記事:​​【企業向け】SNSハッシュタグキャンペーンの成功事例10選と効果的な実施方法

キャンペーン内容を明確に伝える

キャンペーンを成功させるためには、内容を明確に伝えることが重要です。
ユーザーが気軽にキャンペーンへ参加できるよう、必要な情報をできる限り簡潔にまとめてください。SNSでは要点をまとめたシンプルで分かりやすい投稿が好まれます。画像を活用して視覚的に説明するなどの工夫も効果的です。

豊富な経験と知識を持つプロへ依頼する

バレンタインのような季節性のイベントに合わせてキャンペーンを行うには、短期間で戦略的なアプローチが必要となります。

「企業SNSでキャンペーンを行ったことがない」「社内のリソースが不足している」「バレンタインシーズンならではの効果を最大限に高めたい」といった場合は、専門知識を持つSNS運用代行会社への依頼もひとつの方法です。

株式会社ユナイテッドアニマルズのSNS運用代行サービス「&WAKE(アンドウェイク)」は、企業やブランドにあった形でバレンタインキャンペーンを実施し、成功へと導きます。

キャンペーンに限らずSNS運用全般のサポートが可能です。プロへの依頼を検討している場合はお気軽にご相談ください。

詳細:SNSアカウント運用代行 &WAKE(アンドウェイク)|株式会社ユナイテッドアニマルズ

企業のバレンタインキャンペーン投稿事例8選

最後に、SNSを使ったバレンタインキャンペーンの投稿事例をご紹介します。
Instagramや、Xで過去に発信された企業の投稿をまとめましたので、実施する際の参考にしてください。

Instagram事例1.ほっともっと【公式】

出典元:@hottomotto_official

持ち帰り弁当のチェーン店「ほっともっと」の公式Instagramアカウントで実施されたフォロー&いいねキャンペーンです。

公式SNSキャラクターのバレンタイングッズを当選品にしており、独自性の高いキャンペーンとなっています。さらに、オリジナルグッズの独自性だけでなくバレンタインキャンペーン限定グッズという点もポイントです。企業自体を応援している人はもちろん、公式SNSキャラクターのファン層にも訴求できるでしょう。

Instagram事例2.Calbee カルビー

出典元:@calbee_jp

日本のスナック菓子メーカー「カルビー」の公式Instagramアカウントでは、2024年のバレンタインシーズンに「ロッテ ガーナチョコレート」とのコラボキャンペーンが行われました。

自社のスナック菓子とチョコレートを合わせた食べ方をおすすめし、バレンタインらしさを出しています。また、「#コーンでバレンタイン」という独自のハッシュタグを作成したリポストキャンペーンにすることで拡散力が高まり、上位表示が期待できるでしょう。

Instagram事例3.【公式】shizukawill(シズカウィル)

出典元:@shizukawill_0923

スマホアクセサリーメーカー「shizukawill(シズカウィル)」の公式Instagramアカウントでは、2023年のバレンタインシーズンにフォロー&いいねキャンペーンが行われました。当選品を人気ゲーム機のNintendo Switch Liteにすることで、ユーザーの興味をうまく惹きつけています。

また、shizukawillのバレンタインキャンペーンは投稿画像も注目すべきポイントです。
当選品がバレンタインに関連しないものでありながら、バレンタインの雰囲気が感じられる画像に仕上げています。さらに、2枚目以降の画像ではキャンペーンへ参加する手順を分かりやすく簡潔に説明しており、参考にしたい事例です。

Instagram事例4.わさビーフの山芳製菓

出典元:@yamayoshiseika

日本のスナック菓子メーカー「山芳製菓」の公式Instagramアカウントで実施されたフォロー&コメントキャンペーンです。自社商品とイメージキャラクターグッズのセットを当選品することで、ファン層への訴求だけでなく商品の宣伝効果も期待できるでしょう。

ピンクや赤でバレンタインらしさが出された投稿画像には「わさモーへの愛を伝えよう」と大きく書かれており、インパクトがあります。バレンタインのロマンチックなイメージに合わせて、キャラクターへの愛の気持ちをコメントするといったユニークな参加方法にしている点も、注目度を高めるのに有効です。

X(Twitter)事例1.menu

出典元:@menu_sns

デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」の公式Xアカウントでは、2024年のバレンタインシーズンにその場で当たるフォロー&いいねキャンペーンが行われました。

インスタントウィンというXの懸賞システムを活用しており、キャンペーンに参加したユーザーがその場で当選結果を確認できる仕組みです。発表日まで待つことなくすぐに結果が分かるキャンペーンは、手軽さからユーザーに良い印象を与え、参加者の増加が期待できます。

X(Twitter)事例2.TOSEI コインランドリー公式

出典元:@tosei_coin_biz

コインランドリー機器の国産・総合メーカー「TOSEI(トーセイ)」のX公式アカウントで実施されたフォロー&リポストキャンペーンは、バレンタインチョコに掛けた「気持ちをチョコっと送りますバレンタインキャンペーン」というユニークな表現が目を引きます。

また、フォローとリポストのみのシンプルな参加方法は、SNSのキャンペーンに慣れていないユーザーにも分かりやすく、気軽に参加できるでしょう。

X(Twitter)事例3. irumo(イルモ)

出典元:@irumo_official

NTTドコモが提供する料金プラン「irumo(イルモ)」の公式Xアカウントでは、2024年のバレンタインシーズンにフォロー&リポストキャンペーンが行われました。その場で当選結果が分かるインスタントウィンの手軽さだけでなく、2000人という当選人数の多さもユーザーを惹きつけるポイントです。

さらに、独自のハッシュタグ「#イルモのバレンタイン」を使った引用リポストのWチャンスも盛り込んでいます。ひとつのキャンペーンを利用しあらゆる角度から認知拡大を狙ったキャンペーンは、非常に参考になる事例です。

X(Twitter)事例4.ブルブルくん【公式】

出典元:@buru_buru_kun

わかさ生活のマスコットキャラクター「ブルブルくん」の公式Xアカウントで実施されたフォロー&リポストキャンペーンは、バレンタインデー翌日の2月15日に投稿されています。

「きのう、やろうと思ってたキャンペーン、忘れてました」「ちょっとすぎちゃったけど」といったインパクトのある発信が目を引き、注目されやすくなるでしょう。あらゆる企業アカウントがバレンタインデー以前にキャンペーンを実施する中、他社とは異なるタイミングを狙うのもひとつの方法です。

まとめ

本記事では、SNSを活用したバレンタインキャンペーンを行うメリットや注意点、実際の投稿事例などを企業向けにご紹介しました。

企業がSNSを活用してバレンタインキャンペーンを行うことは、自社の認知拡大やブランドイメージの向上を図るために有効です。

バレンタインのような特別感のあるイベントは話題性が高く、多くのユーザーの興味関心を惹きつけます。短期間で高い成果を得るために、しっかりとポイントを押さえ、SNSならではの拡散力を最大限に活用しましょう。

この記事の監修者

菊地 里奈

株式会社ユナイテッドアニマルズにて広報PR、SNS投稿素材の制作を担当。 インフルエンサーマーケティング業務にも従事する。 複数企業のSNS運用にもプランナーとして、制作から運用までサポートを行い、SNSマーケティング全般を守備範囲とする。

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