インスタ広告運用代行おすすめ8社｜費用相場と選び方ガイド

インスタ広告の運用代行とは、広告代理店が企業の代わりに広告の作成や運用、分析などを行うサービスです。

広告運用代行を活用すれば、最適な広告運用が実現できるだけでなく、企業のリソース不足を補えるなど、さまざまな効果が期待できます。しかし、初めて利用する場合は、「どの会社を選べばいいのかわからない」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、インスタ広告運用代行に強い会社を8社厳選し、それぞれの特徴やサービス内容についてご紹介します。

代理店選びのポイントや費用相場、メリット・デメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

インスタ（Instagram）広告運用代行とは？

インスタ広告の運用代行とは、企業や個人が所有するアカウントで行われる、広告運用のプロセスを外部の業者が代行するサービス、または広告代理店に業務を委託することです。

広告内容の企画や修正をはじめ、投稿代行やクリエイティブ制作、アクセス分析など広告運用で発生する業務をまとめて委託できます。

また、キャンペーン企画の実施やインフルエンサーの活用、フォロワー調査（効果検証）も委託できるため、自社のリソース不足を補うことが可能です。

自社のリソースが不足しており、効果的な広告運用ができていない場合は、豊富な経験と実績を持つ専門業者への委託を検討してみるとよいでしょう。

インスタ広告の特徴と種類

インスタ広告とは、インスタ内に表示する広告全般のことを指し、フィードやストーリーズ、発見タブなどに写真または動画形式で出稿します。

日本国内におけるインスタは、2019年時点で3,300万人*以上のユーザーがいるほか、若年層を中心とした女性比率が高いことが特徴です。

そのため、若者や女性をターゲットとした施策において、インスタ広告は効果を発揮しやすい広告媒体です。

インスタ広告には、「画像広告」「動画広告」「発見タブ広告」「カルーセル広告」「コレクション広告」「ストーリーズ広告」の6種類が存在し、各広告の特徴は以下の通りです。

各広告はそれぞれ特徴が異なるため、アピールしたい商品やサービス、顧客ニーズに最適な種類を選択しましょう。

インスタ広告の効果的な出し方や注意点について詳しく知りたい場合は、【【Instagram（インスタ）広告】効果的な出し方や注意点を解説】の記事をご覧ください。

*出典元：Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて

2025年最新・インスタ広告運用代行の料金相場

インスタ広告運用代行の費用は、依頼する施策内容や対応する業務範囲によって、利用料金が変動します。一般的には月額制が主流ですが、運用代行会社によっては、月額費用だけではなく初期費用が必要になる場合もあるため、注意が必要です。

基本的なサービスとしては、アカウント設定、ターゲティング、広告運用、レポート作成などが含まれますが、料金が高くなるほど、より幅広い対応が可能です。料金相場とサービスの適応範囲について、以下で解説します。

料金相場とサービスの対応範囲

月10万円未満の場合、おもに最低限の運用サポートが中心となりますが、月20〜30万円であればクリエイティブ制作を含む本格的な広告運用が可能です。

さらに月50万円以上になると、インフルエンサーの活用やブランド戦略まで踏み込んだより高度なマーケティング支援が受けられる場合もあります。予算に応じて、どこまでのサービスを求めるのか、事前に明確にしておくことが重要です。

株式会社ユナイテッドアニマルズの例

株式会社ユナイテッドアニマルズのSNS運用代行サービス「＆WAKE」では、目的や予算に応じた4つのプランを提供しています。

画像出典：＆WAKE｜株式会社ユナイテッドアニマルズ

月額1万円の「お手軽プラン」は、予約投稿や簡易レポートを提供するライトな内容です。広告出稿や分析レポートなどを提供する「相談・運用プラン」は月額10万円、投稿素材の制作や文章作成まで代行する「撮影・運用プラン」は月額20万円～となっています。

月額30万円～の最上位「撮影・運用・インフルエンサープラン」では、インフルエンサー施策も含めた本格的な運用支援を行っています。複数SNSに対応しており、幅広いニーズに対応できるのが特長です。

出典元：＆WAKE｜株式会社ユナイテッドアニマルズ

初期費用の相場は、月10万円から50万円と幅があるほか、ホームページ上で公開していない会社も多いため、正確な費用を知りたい場合は依頼前に確認することをおすすめします。

インスタ広告運用代行を代理店や専門会社に依頼するメリット

企業がインスタ広告運用代行を代理店や専門会社に依頼するメリットは、主に以下の通りです。

それぞれについて、詳しく解説します。

リソース不足を解決できる

インスタをはじめ、SNSの流行は日々変化しているため、常に情報を収集しながら広告運用を行う必要があります。

最新の情報を収集し続けるには、多くの人的または時間のリソースを必要とするため、通常業務との兼務は非常に困難です。

インスタ広告の運用代行は、広告運用から情報収集まですべてを委託できるため、自社のリソース不足を解決することができます。

最適な運用を実現できる

インスタ広告の運用を始めるにあたって、専門知識や運用ノウハウは欠かすことのできない要素です。

知識や経験がない場合、手探りでの運用となるため精度が低く、思うような効果を得られない可能性があります。

一方、インスタ広告の運用代行を行う業者は、多くの事例から得た豊富な運用ノウハウを持っています。

そのため、運用の初動から精度の高い、最適な広告配信を行いたいと考えている場合は、インスタ広告の運用代行に依頼することをおすすめします。

効果測定を行いやすい

インスタに関わらず、SNSの広告運用で成果を上げるためには、効果検証と改善を続け、PDCAサイクルを回し続ける必要があります。

しかし、自社のリソース不足や経験不足により、PDCAサイクルを十分に回せていない企業は少なくありません。

インスタ広告の運用代行は、広告運用だけではなく、施策に対する分析や評価も行うため、効果測定を行いやすくなります。

効果測定に基づき改善を行うことで、常に広告の最適化ができるため、効果的な広告運用を実現できます。

プロの経験に基づく的確なアドバイスを受けられる

インスタ広告を自社で運用していると、効果の良し悪しを判断する明確な基準がなく、改善の方向性に迷うことがあります。

代理店や専門会社に依頼すれば、豊富な運用実績や蓄積されたデータをもとに、客観的かつ専門的なアドバイスを受けられます。経験に基づく的確な提案により、成果につながる改善策がスムーズに見つかるのが大きなメリットです。

戦略的にPDCAを回せる

インスタ広告の効果を最大化するには、計画・実行・分析・改善を繰り返すPDCAサイクルの実践が欠かせません。しかし、自社運用では経験やリソースが不足し、十分な改善活動が難しいこともあります。

代理店に依頼すれば、広告運用のプロがデータをもとに戦略的な改善を継続的に行うため、成果を着実に伸ばす運用が可能です。PDCAを任せることで、効率良く質の高い広告運用が実現できます。

インスタ広告運用代行をプロに依頼するデメリット

企業がインスタ広告運用代行をプロに依頼するデメリットは、主に以下の通りです。

それぞれについて、詳しく解説します。

経験やノウハウが蓄積されない

インスタ広告の運用代行に依頼して、売上や認知度の拡大につながれば、会社として成功といえます。

しかし、実際に広告運用をしているのは外部の組織ですので、自社内に経験やノウハウは蓄積されません。

そのため、将来的に広告運用をインハウス化したい場合は、サポートをしてもらえる運用代行サービスを選びましょう。

運用代行手数料がかかる

インスタ広告の運用代行に依頼することで、当然ですが広告費や運用代行手数料などのランニングコストが発生します。

自社で広告運用を始めることも可能ですが、知識や経験がない状態では成果は出にくく、予算や時間の無駄遣いになる可能性があります。

業者やプランごとに料金設定は異なりますが、依頼内容によっては10万円ほどの費用で依頼することができます。

プロへの依頼は、効果的な広告運用につながる可能性があるため、まずは少額からでも依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

依頼先の選定が難しい

インスタ広告の運用代行は数多くあるため、どのサービスに依頼するべきか選定が難しい場合があります。

選択を誤ってしまうと、高額な費用を支払っているにも関わらず、全く効果が出ないというケースも考えられます。

このような失敗を避けるためには、自社に必要な支援内容を洗い出して、その問題を解決できる業者を探すことが大切です。

はじめからひとつの業者に絞るのではなく、条件に当てはまる複数の業者に問い合わせて、比較検討することで自社に最適なパートナーを見つけることができます。

迅速な対応ができない場合がある

インスタ広告運用を代理店に任せると、急な変更依頼への即時対応が難しい場合があります。多くの担当者は複数のクライアントを掛け持ちしているため、連絡してもすぐに対応できない可能性もあるでしょう。

自社であればすぐ反映できる修正も、代理店経由では翌日対応になるかもしれません。このようなタイムラグを防ぐには、計画的な運用と事前共有、そして日頃から密な連絡体制を築くことが重要です。

インスタ広告運用代行でおすすめの会社8選

ここからは、インスタ広告運用代行でおすすめの会社を8社ピックアップして、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

※掲載している情報は2025年6月時点での情報です。

1.株式会社ユナイテッドアニマルズ｜広告運用・分析まで対応

出典元：＆WAKE｜株式会社ユナイテッドアニマルズ

株式会社ユナイテッドアニマルズは、SNS運用代行サービス、メディア運用分析、インフルエンサーマーケティングなどの事業に強みを持つ企業です。

SNS運用代行サービス「＆WAKE」では、インスタの広告運用代行はもちろん、投稿素材の撮影やクリエイティブ制作、効果測定までトータル支援を受けられます。

広告出稿や分析レポートなどを提供するプランから、クリエイティブ制作やSOV向上などの手厚いサポートを受けられるプランまで、幅広いプランが用意されている点も魅力です。

自社の予算や目的に合ったものを選択でき、費用対効果の高いインスタ広告の運用を実現できます。

さらに、特別な市場・競合調査が必要なケースを除けば、初期費用が発生しないため、気軽に始められるのも嬉しいポイントです。

「＆WAKE｜株式会社ユナイテッドアニマルズ」のサイトはこちら

2.株式会社ブレイク・フィールド社｜LP改善まで一括対応

出典元：株式会社ブレイク・フィールド社

株式会社ブレイク・フィールド社は、SNS広告をはじめ、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告やアフィリエイトなど、Web広告を幅広く手掛ける広告代理店です。

インスタ広告においては、各企業に専属のアカウントプランナーが配属され、ヒアリングを通じて目的に合った最適な提案を行います。

また、自社メディアで年間10億円を超える広告出稿実績に基づく運用ノウハウを活かし、広告効果の最大化をサポートします。

「株式会社ブレイク・フィールド社」のサイトはこちら

3.株式会社グラッドキューブ｜リスティング×SNSの統合提案が強み

出典元：株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブは、SNS広告運用やリスティング広告に強みを持つ、広告代理店です。

リスティング広告では、GoogleやYahoo!からの認定を受けており、インスタ広告においても専門チームが設けられています。

インスタ広告とリスティング広告、ネイティブ広告などを組み合わせることで、より成果につながりやすい施策を提案してくれます。

また、初期費用や最低契約期間がなく、最短3営業日以内に広告配信を開始できる点も魅力のひとつです。

「株式会社グラッドキューブ」のサイトはこちら

4.サイバーホルン株式会社｜インスタ広告に特化した専任体制

出典元：サイバーホルン株式会社

サイバーホルン株式会社は、インスタ広告運用に特化した専属の運用担当者が、企業の広告運用をサポートします。

広告運用や配信に関する細かな要望にも柔軟に対応するほか、配信手法を事前に作りこむことで、成果を上げやすい体制が整っています。

また、インスタ広告の効果を最大化させるために、Facebook広告やGoogle広告と連動させた広告運用にも対応している点も特徴です。

契約期間や広告配信期間の制限はなく、広告予算の下限も設けていないため、少額から始めたい方におすすめの企業です。

「サイバーホルン株式会社」のサイトはこちら

5.デジマール株式会社｜5つの軸で運用を最適化

出典元：デジマール株式会社

デジマール株式会社は、デジタル広告や各種SNS広告の運用に加え、マーケティングツールの提供も行う広告代理店です。

同社では、「透明性・デザイン性・スモールスタート・パフォーマンス・コミュニケーション」の5つの軸をもとに、広告運用の目標設定から運用、効果測定までサポートします。

インスタ広告では、見込み客・新規顧客・既存顧客を長期的に獲得できる環境の構築を得意としています。

「デジマール株式会社」のサイトはこちら

6.ASUE株式会社｜広告感を抑えた自然なクリエイティブが強み

出典元：ASUE株式会社

ASUE（アスエ）株式会社は、広告感を出さないクリエイティブ制作に定評がある広告代理店です。

過度に広告色が強い宣伝は、企業や商品に対する印象を悪化させる可能性があるため、ブランドイメージを守りたい企業にとっては、心強いパートナーとなるでしょう。

インスタ広告の運用と合わせて、画像・動画素材の作成から、分析・改善までワンストップで対応してくれるため、リソース不足を補うことが可能です。

広告運用における打ち合わせや対応は、営業部を介さずに運用担当者が直接行うため、イメージの共有がしやすく、認識のズレも起こりにくい体制が整っています。

「ASUE株式会社」のサイトはこちら

7. アナグラム株式会社｜インハウス支援が魅力

出典元：アナグラム株式会社

アナグラム株式会社は、リスティング広告やSNS広告を中心とした運用型広告に強みを持つ代理店です。GoogleやYahoo!、Facebookなど各種媒体の認定代理店として、豊富な実績を誇ります。

特徴は、データに基づいた戦略的な運用とPDCAサイクルの徹底、そして一人の担当者が一貫して業務を担う体制です。単なる運用代行にとどまらず、インハウス支援やマーケティング戦略の提案、クリエイティブ制作まで幅広く対応しています。

事業全体を理解した上で成果に直結する支援が受けられるため、社内リソースを強化したい企業にも最適です。

「アナグラム株式会社」のサイトはこちら

8. 株式会社コンセプトラボ｜動画戦略が得意

出典元：株式会社コンセプトラボ

株式会社コンセプトラボは、リスティング広告やSNS広告に加え、動画制作に特化した広告代理店です。戦略設計から撮影・編集、運用分析まで一貫して対応し、高品質な動画コンテンツでCVが385％増加した実績があります。

インスタだけでなく多様なSNS広告に対応しており、社内にクリエイティブ制作チームを抱え、バナーやLP制作にも対応しています。チャットワークやSlackで実務担当者と直接連携し、顧客と一体となって事業成長をサポートしている点も魅力です。

最新技術を活用した広告手法も提供しているため、クリエイティブかつ効果的な広告運用を求める企業に最適です。

「株式会社コンセプトラボ」のサイトはこちら

【後悔しない選び方】インスタ広告運用代行会社を選ぶ際の4つのポイント

インスタ広告代理店を選ぶ際のポイントは、主に以下の通りです。

それぞれについて、詳しく解説します。

自社の業種で実績があるか確認

広告運用の効果は、依頼する業者の実力次第で大きく変化するため、自社が希望する分野でどの程度の実績があるのかを確認することが大切です。

業者のホームページ上に掲載されている情報に、実現したい広告運用に類似した実績が多いと、目標を達成しやすくなります。

ホームページ上で必要な情報を十分に得られない場合は、無料相談などを活用してヒアリングを行い、自社との相性を確認しましょう。

各プランの業務内容と費用を確認

インスタ広告の運用代行には多様なサービスとプランがあるため、具体的な業務内容や費用を依頼前に確認する必要があります。

ホームページ上に詳しい記載がない場合でも、実際にはオプション費用や初期費用など、追加の料金が発生するケースは少なくありません。

また、最低運用期間が設けられており、すぐに広告運用をやめたい場合でも解約できないこともあるため、依頼する際には契約内容を入念に確認しましょう。

広告クリエイティブが可能か確認

インスタ広告の運用代行だけではなく、画像や動画などのクリエイティブ制作も依頼したい場合は、両方に対応している業者を選びましょう。

写真や動画などの視覚的なコンテンツがメインのインスタは、他のSNS広告と比べてクリエイティブ制作の重要度が高いです。

クリエイティブを制作するデザイナーによって質や方向性が異なるため、制作例を確認し、イメージに合うかどうかを確認することが大切です。

求める運用規模に対応できるか確認

求めている運用規模に、運用代行業者が対応できるだけの実績と経験があるかどうかを確認することが大切です。

同規模の実績がない業者へ依頼すると、施策の規模や期間によっては、リソース不足が発生し、適切な運用ができない可能性があります。

インスタ広告の運用代行で失敗しないためには、同規模実績に加えて、同業種の成功事例を持つ業者へ依頼することをおすすめします。

インスタ広告運用代行でよくある質問

ここからは、インスタ広告の運用代行について、よくある質問にわかりやすくお答えしていきます。

インスタ（Instagram）広告の代理店選びの注意点は？

インスタ広告の運用代理店を選ぶ際は、運用代行業者とのコミュニケーション方法や頻度にも注意が必要です。

インスタの運用は、投稿するコンテンツ内容やコメント返信などの対応により、ブランドイメージが左右されます。

企業が求める方向性やイメージに沿った運用を行わなければ、期待していた効果が得にくくなるため、運用代行業者との密なコミュニケーションが欠かせません。

そのため、事前にコミュニケーション方法や頻度を確認し、円滑な意思疎通ができる業者を選ぶようにしましょう。

インスタ（Instagram）広告運用代行は何をしてくれる？

インスタ（Instagram）広告の運用代行では、一般的に以下のサービス内容が提供されています。

インスタ広告の運用代行のサービス内容は多岐にわたり、具体的にどこまでサポートしてくれるのかは、業者ごとに異なります。

そのため、広告の運用代行を依頼する際には、事前に必要なサポート内容を整理し、予算との兼ね合いを見ながら業者やプランを選択することが重要です。

まとめ

本記事では、インスタ広告運用代行の概要をはじめ、おすすめの企業とその特徴、選ぶ際のポイントなどをご紹介しました。

運用代行への依頼は、自社のリソース不足を補えるほか、最適な広告運用による効果の最大化、効果測定に基づき施策を改善できるなど、さまざまなメリットがあります。

一方で、運用代行手数料が必要になる、依頼先の選定が難しいといった注意点も存在します。

インスタ広告の運用代行を検討している場合は、このようなメリットやデメリットも踏まえた上で、自社が必要とするサポート内容と予算に合う業者を選択しましょう。