2023.09.16
SNSマーケティング
SNSで拡散されるコツ8選!注意点や成功事例を解説
SNSの拡散は、ブランドや商品に対する認知度を短期間で高められる効果があります。しかし「どうやったら拡散できるのか」「投稿しても反応がない」など、SNS運用に困っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、それぞれのSNSに合わせた効果的な拡散方法と成功事例から、炎上しないためのポイントまで解説しています。ぜひ参考にしてSNSの運用に役立ててください。
SNSを使ったおすすめの拡散方法8選
SNSを使って効率良く拡散をしたい場合におすすめの方法は、下記の8つです。
- インフルエンサーを起用
- 広告を活用
- コラボ・キャンペーンを活用
- ユーザーが利用する時間帯に投稿
- ハッシュタグ機能活用
- リツイートなどのリアクションを活用
- お得な情報や時事ネタを投稿
- アンケート機能を活用
それぞれのSNS拡散方法について解説します。
インフルエンサーを起用
X(Twitter)やInstagramなどフォロワー数や影響力がある人物である「インフルエンサー」をSNS拡散のために起用する方法です。
インフルエンサーはグルメや美容・生活用品などの日常生活に関するサービス・商品に強く、影響力のある人物によって紹介されるため、行動喚起を促しやすい点が特徴になります。
たとえば、Instagramでフォロワー数が10万人を超えるインフルエンサーに商品やサービスを宣伝してもらうと、ユーザーに視聴してもらえる機会が作れます。
ただし、フォロワー数が多いインフルエンサーほど依頼をする際に高額になるケースもあるため、注意しましょう。
広告を活用
X(Twitter)やInstagramなどの広告を活用すると、ブランドや商品・サービスの認知度や行動喚起率を高まります。
広告の種類もさまざまで、Instagramの広告だけでも下記があります。
広告の種類 | 特徴 |
写真広告 | 画像・写真に文字を入れて訴求できる |
動画広告 | 動画を活用して強い訴求ができる |
ストーリーズ広告 | 24時間で消える縦長動画 |
カルーセル広告 | 複数の商品・サービスを並べて紹介できる |
コレクション広告 | メイン画像・動画の下に商品を一緒に並べられ、より視覚的な訴求ができる |
リール広告 | 15秒〜60秒の縦長動画 |
発見タブ広告 | 新しいコンテンツを探しているユーザーにアプローチできる |
フィード広告 | タイムラインに表示されるので、幅広いユーザーに閲覧してもらえる |
ショッピング広告 | ECサイトへ誘導しやすい |
たとえばストーリーズ広告を活用すると、ユーザーのスマホ画面全体に商品やサービスを表示できるため、ブランドイメージや商品の魅力を伝えやすくなります。
広告を活用すると費用はかかりますが、多くのユーザーに知ってもらえるため、拡散方法としてもおすすめです。
コラボ・キャンペーンを活用
有名商品やブランドとのコラボやキャンペーンを活用するとブランドや商品の認知度を高められます。
実際にコラボ・キャンペーンを活用した上手な事例として、人気作品「鬼滅の刃」とアース製薬「モンダミン」「バスロマン」のコラボキャンペーンがあげられます。
参照:X(Twitter)
条件 | コラボ・キャンペーン内容 |
・アース製薬のX(Twitter)アカウントをフォロー&リツイート
・Wチャンスとして鬼滅の刃バスロマンorモンダミンを見つけたお店で「#鬼滅の刃バスロマンここでみつけた」または「#鬼滅の刃モンダミンここでみつけた」をリプレイ |
鬼滅の刃がパッケージにデザインされたモンダミン・バスロマンの全種類セットが抽選10名にプレゼント |
参照:X(Twitter)
2023年8月の結果では7,000以上を超えるリツイートがあり、アース製薬のフォロワー数が増えただけでなく、多くの人にモンダミン・バスロマンが鬼滅の刃とコラボしていることを拡散できたキャンペーンです。
有名作品の知名度と併せてハッシュタグやリツイートなどを活用すると、多くの人に拡散できます。
ユーザーが利用する時間帯に投稿
SNSを拡散させる方法として、ユーザーの利用時間帯に投稿するのも重要です。
ユーザーがインターネットを利用していないタイミングでアピールしても、見てもらえるユーザーが限られてしまいます。
参照:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
総務省が発表している平日の時間帯別メディア利用率をみると、20時代からインターネット利用率が35%と上昇し、ピークの21時代は約42%の人が利用しています。
インターネット利用率は22時まで続き、23時になると27.8%まで低下します。約4割近くの人が21時から22時にかけてインターネットを利用していることがわかります。
X(Twitter)やInstagramは最新情報が最上部に表示される仕組みとなっているため、インターネット利用が多い21時や22時の時間帯に合わせて投稿すると多くのユーザーに見てもらえます。
ハッシュタグ機能を活用
ハッシュタグの活用もSNSを拡散させる方法としておすすめです。ハッシュタグは「# フレーズ」を入れて投稿できる仕組みで、ハッシュタグ部分を押すと同じ内容で投稿されたユーザーが表示されます。
たとえば先程のアース製薬と鬼滅の刃コラボの事例で上げると「#鬼滅の刃バスロマンここでみつけた」がハッシュタグ機能を活用した上手な拡散方法です。
「#鬼滅の刃バスロマンここでみつけた」とユーザに投稿してもらうことで、バスロマンと鬼滅の刃がコラボしていることを多くの人に知ってもらえるだけでなく、ハッシュタグを押した人が実際に投稿された人の情報をもとにどこで販売されているのかを知れます。
さらにハッシュタグの投稿数が多いと、X(Twitter)ではトレンド入りしてより多くのユーザーの目に止まりやすい状態になります。
ハッシュタグは無料で多くの人に拡散できる方法になるので、キャンペーンなどと組み合わせて活用してください。
リツイートなどのリアクションを活用
SNSの拡散方法として、X(Twitter)のいいねやリツイート・Instagramのいいね機能などのリアクション活用がおすすめです。投稿された内容に対してユーザーがリアクションをすると、リアクションされた投稿は他の人にも表示されやすくなります。
特にX(Twitter)のリツイート機能は他の人に情報発信する共有リアクションで、ブランド認知度や商品アピールができます。キャンペーンとの活用が効果的で「リツイートをしてくれた人を対象に抽選で5名に商品プレゼント」などにするとリアクションしてもらいやすくなります。
お得な情報や時事ネタを投稿
お得な情報や時事ネタの投稿も、SNS拡散方法としておすすめです。随時投稿していくと、興味を持ったユーザーからフォローされます。
ブランドや商品をアピール・PRしたいタイミングで多くのフォロワーに伝えられるため、効率良く拡散できます。
アンケート機能を活用
X(Twitter)には投票・アンケート機能が搭載されています。投票機能は4つの選択肢まで作成可能で、ユーザーの投票内容によってアプローチを変更できます。
たとえば複数の商品候補を用意し、X(Twitter)の投票・アンケート機能を活用して、どの商品が欲しいか投票してもらいます。投票数が多かった内容を商品化し、発売するとユーザーの声を反映させた商品を提供可能です。
ユーザーのニーズ・声を拾えるため、アンケート機能も活用してみてください。
SNSで拡散する際の3つの注意点
SNSではさまざまな方法を行うことで拡散できますが、注意点も把握しておく必要があります。
特に、下記の注意点はSNSを利用する際に重要なポイントになるため、理解したうえでSNSを運用しましょう。
【SNS拡散の注意点】
- 炎上リスクを考える
- ガイドラインを遵守した投稿
- 計測・運用体制を整える
炎上リスクを考える
X(Twitter)やInstagramなどのSNSを投稿する際には、炎上リスクを考えましょう。近年では些細なことでも炎上する可能性があり、ブランドイメージや売上が下がる可能性があります。
特に注意することは企業SNSアカウントを使って不敵な行為・発言をしたり、リアルで発生した不祥事を取り上げたりすると炎上しやすい傾向にあります。
さらに個人のアカウントであっても、所属企業が特定されて企業が炎上する可能性があります。SNSを使って拡散・運用する際には、炎上リスクを理解したうえで活用しましょう。
ガイドラインを遵守した投稿
SNSを運用する上では、該当するSNSのガイドラインを遵守した投稿が必須です。各SNSのガイドラインを遵守した投稿をしていない場合は、企業SNSアカウントを凍結・停止される可能性があります。
たとえば、X(Twitter)のガイドラインではヘイト行為や著作権および商標・個人情報に関する投稿はガイドライン違反です。企業SNSアカウントが停止されると情報を拡散できなくなるうえ、ユーザーから不祥事が何かしらあったのかと悪い印象を持たれる可能性があります。
SNSを運用する場合はガイドラインも確認したうえで利用しましょう。
計測・運用体制を整える
SNSの拡散をする際には、計測や運用体制も整えましょう。たとえばSNSのキャンペーンを活用したとしても、計測していなければ具体的にどのくらい効果があるか把握できなくなります。さらにSNSアカウントの運用体制が整っていない状態だと、忙しさから手つかずになるケースも多いです。
企業でSNSを運用する場合は、必ず運用体制や計測ツールを使って始めることをおすすめします。
SNSの拡散による成功事例4選
SNSの拡散方法を正しく理解して活用すると、効率良くブランドや商品を拡散できます。実際にSNSの拡散を上手に行って成功した企業の事例として、下記の4社を紹介します。
- トレンドワードを絡めた日々のツイート「博多久松」
- アンケートを活用したコミュニケーション「nosh(ナッシュ)」
- キャンペーンを活用して購入数2倍にアップ「パナソニック」
- キャンペーンと自動応答機能を組み合わせてコンテンツビューの増加「CipiCipi」
SNSの拡散事例を知りたいと考えている方は参考にしてください。
トレンドワードを絡めた日々のツイート「博多久松」
出典:X(Twitter)
博多久松は、おせち料理を中心に食品のインターネット販売を行っている会社です。2016年からX(Twitter)のアカウント運用を始めて、日頃の投稿ではトレンドワードを絡めた投稿をしています。
発信内容は、ハッシュタグのトレンドとして「◯◯の日」や「花火の日」などが入りやすく、注目されている内容を絡めた投稿をしています。
2017年の末にフォロー&リツイートでおせち料理が当たるキャンペーンを実施したところ4,000件近いリツイートを獲得しています。
普段の投稿内容は、商品紹介だけではなく、福岡の情報やイベントについてなど、カジュアルな情報を発信することも大切と語っています。
アンケートを活用したコミュニケーション「nosh(ナッシュ)」
— 『nosh(ナッシュ)』美味しく栄養管理ができる😋 (@nosh_fresh) April 2, 2021
出典:X(Twitter)
nosh(ナッシュ)は宅配食の製造・販売を手掛ける会社です。noshはX(Twitter)の投票・アンケート機能を活用し、容器のデザイン変更をユーザーに投票してもらっています。
実際に投票数で多かった案を採用し、ユーザーの声が反映される会社として認知度を高めました。さらにnoshは出社して最初にやることは「noshに対してのコメント反応」で、ユーザーのリアクションに対して素早く反応することで身近な存在になっています。
認知度が高まったこともあり、一人暮らしの男性向けサブスクのキャンペーンを実施したところ、ラストクリックからの新規顧客獲得数が4.8倍まで増加。
日々のSNS企業アカウント運用の成果やユーザーの声を拾った対応が成功事例へと結びついています。
キャンペーンを活用して購入数2倍にアップ「パナソニック」
出典:Instagram
大手家電メーカー「パナソニック」は、Instagramの動画広告で高級トースターの購入数を2倍に増加させました。高級トースターは敬遠されがちですが、Instagramの動画広告を利用して「誰でも簡単に」「冷凍したパンでさえ美味しく焼ける」などの訴求をアピールしながら広告を出しました。
さらにトーストしたパンを裂き、ふっくら焼けている視覚的訴求を行うことで、ユーザーの興味を惹いた様子が伺えます。
機械学習に基づいた分析ツールも活用して広告を出しているため、広告計測や市場調査の大切さもわかる成功事例です。
キャンペーンと自動応答機能を組み合わせてコンテンツビューの増加「CipiCipi」
出典:Instagram
日本の化粧品ブランド「CipiCipi」も、InstagramのMessenger向け自動応答機能と広告を活用してコンテンツビューを73%増加させています。
Instagram Direct誘導広告と合わせて性格診断が受けられる自動応答機能を使い、ユーザーにあった最適な商品のランディングページへのリンクが提供される仕組みを活用しています。
ユーザーに寄り添ったコンテンツと認識されやすく、自動応答で自分にあった内容を提供してくれる点からユーザーに興味を持たれた成功事例です。
SNSを上手に活用して効率よく宣伝しよう!
SNSアカウントを上手に活用すると、多くのユーザーに拡散できます。広告は費用がかかる一方で、拡散力と効果が期待できます。ユーザーに寄り添うようなSNSアカウント運用をして、キャンペーンを実施した際に見てもらいやすくしましょう。
SNSアカウント運用の余裕がない場合は、SNS運用代行業者に依頼するのもおすすめです。炎上リスクを回避できるだけではなく、無駄のない効果的な配信・運用をしてもえます。
SNSの情報発信のリソースが社内になかったり、発信内容に困っている際は、SNS運用代行業社の活用を検討してみてください。
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