SNS運用

インスタのキャプションと効果的なハッシュタグの付け方を解説

インスタ(Instagram)で、コンテンツを投稿する際に入力するキャプションは、コンテンツの内容を説明したり、ユーザーのアクションを促す重要な役割があります。ハッシュタグと組み合わせることで、ユーザーに検索してもらいやすくなり、認知拡大を狙えます。

しかし、キャプションやハッシュタグを利用したくても、「キャプションの作成方法が分からない」「効果的なハッシュタグの付け方を知りたい」と悩んでいる方も多いです。

本記事では、顧客からの反応を高められるキャプションの作成方法や、ハッシュタグの付け方、企業事例を解説します。

目次

インスタのキャプションとは?ハッシュタグとの違い

インスタでは、コンテンツに文章を付けて投稿することができ、投稿内容の詳細や商品価格などの情報を正確に伝えることができます。キャプションと呼ばれる機能で、文章でユーザーのアクションを促したり、企業の魅力を効果的に発信する手段となります。

また、ハッシュタグは「#」が付いたタグを指します。主に検索に使われることが多く、キャプションに付けることで多くのユーザーにリーチできます。

キャプションやハッシュタグは、インスタ運用において欠かせない機能です。積極的に活用することで、自社アカウントの認知を拡大することが可能です。

インスタでキャプションとハッシュタグを使用するメリット

キャプションとハッシュタグを使用することで、運用しているアカウントが伸びる可能性があります。他にも拡散力が向上したり、マーケティングにも活かせる機能なので、どのような効果があるのかを理解し、インスタ運用に活用してください。

投稿したコンテンツの情報を伝えられる

画像や動画を中心に投稿するインスタですが、商品の価格やサービスの詳細などは画像では伝えきれません。キャプションにコンテンツの詳細情報を書くことで、顧客に正確な情報を届けることが可能です。

商品の情報だけではなく、顧客とコミュニケーションを取るきっかけ作りにも利用できます。顧客のアクションを促すために、「商品の感想をコメントで募集中です」と一言添えるだけで、コンテンツを見ているユーザーはコメントをしやすくなります。

コメントに返信をすることで、ニーズの深掘りや企業アカウントでも身近に感じてもらえます。

広告感が薄れファン化を促進できる

キャプションを書く際には、硬い文章ではなく話し言葉で書くと、親近感が湧きやすくなります。親しみを感じてもらうことで、商品を紹介する投稿でも広告感が薄れ、ファン化促進が期待できます。

SNSは、手軽に投稿を見るユーザーが多いので、ビジネス用語は避け、顧客に伝わりやすい文章を心がけてください。読みやすいキャプションは、最後まで読んでもらえ、自社が求めるアクションが増える可能性があります。

ハッシュタグで拡散されやすくなる

キャプションには、ハッシュタグを入力することができるので、インスタで投稿が検索されやすくなります。インスタ内の流行や、顧客のニーズに合ったハッシュタグを利用すると、顧客以外のユーザーにもリーチすることができ、新顧客の開拓につながります。

また、ハッシュタグは自由に作成することもできるので、ユーザー参加型のキャンペーンに利用することも可能です。顧客と密にコミュニケーションが取れ、アカウントの認知拡大が期待できます。

キャプションと合わせることで、伝えたい情報と拡散を同時にすることができ、マーケティングに活かせます。

エンゲージメントを高められる

エンゲージメントは、ユーザーの反応を指します。ユーザーの反応は、いいねやコメント、保存をしてもらうことで増やすことができます。

キャプションで行動を促す言葉を添えると、アクション数が増えエンゲージメントを高められます。いいねやコメントを増やすためにも、発信をする際には顧客の行動を意識してキャプションを書いてください。

顧客から、コメントがきた場合は返信をします。返信をすることで、顧客とのコミュニケーションにつながり、フォロワーが増加する可能性もあります。

フォロワーが増えることで、エンゲージメントも高められるので、インスタ運用をする際には積極的に交流をしてください。

UGCを集められる

ハッシュタグを利用することで、インスタでUGCを獲得できます。UGCを得るために、独自のハッシュタグを作成し、キャンペーンを企画することで、広告費をかけずに口コミなどを集められます。

現在の消費者は、第三者の口コミを見て購入する商品を選ぶ傾向が強いので、UGCを獲得できると利益が向上する可能性があります。顧客のコンテンツをUGCとして使用する場合は、使用許可を取りトラブルがないようにしましょう。

関連記事:UGCマーケティングとは?メリットとキャンペーン成功事例4選

インスタのキャプションを書く際のルール

インスタ運用に欠かせない、キャプションを書く際のルールを紹介します。ルールを把握しておくことで、どのように文章を入力して発信をするべきか理解できます。

リンクの挿入はできない

インスタは、リンクを貼れる場所が限られているので、投稿のキャプションにURLを貼ることができません。ECサイトやホームページなどに誘導したい時は、プロフィールにリンクを貼ることをおすすめします。

プロフィールには、1つだけリンクを挿入することが可能です。インスタのアカウントを、プロアカウントに切り替えると、画像や動画に商品タグを貼り付けられる、ショッピング機能を利用できます。

プロフィール以外からも、自社サイトへ誘導できる機会が増えるので、リンクを挿入したい場合はショッピング機能を活用してください。

文字数は2,200文字まで

キャプションは最大2,200文字まで入力可能ですが、SNSは流し見をするユーザーが多いので、長文は読まれない可能性が高いです。とくにインスタは画像や動画がメインのSNSなので、キャプションは顧客が読んでストレスがないように簡潔にまとめます。

スマートフォンで確認し、顧客が見ることを意識して文章量を調節しましょう。

ハッシュタグは30個まで使用できる

ハッシュタグは、最大30個まで使用することができます。人気のハッシュタグや、コンテンツと関連しているものを選ぶと、拡散力が高くなります。

ただし、無駄なハッシュタグの付けすぎに注意してください。インスタの公式アカウントを見ると、投稿に関係のあるハッシュタグを、3個から5個に絞って付けるのが効果的と記載されています。

ハッシュタグは大量に付けるのではなく、コンセプトに合ったものを厳選し利用してください。

投稿のエンゲージメントを高めるキャプションの書き方

インスタの投稿で、エンゲージメントを高めるキャプションの書き方を具体的に紹介します。魅力的なコンテンツを作成することも重要ですが、補足の役割を担うキャプションの書き方も発信には大切な要素です。

書き方を把握し、エンゲージメントを高めアカウントを伸ばしてください。

改行を入れて読みやすくする

キャプションは、改行を入れると読みやすくなります。文章が長い場合は、2行から3行で改行を入れると余白が生まれ、ユーザーも無理なく文章を読むことができます。

商品やサービスの情報が多い場合は、箇条書きを使用して簡潔にすると、伝わりやすくなります。キャプションは2,200文字が上限ですが、文章で伝える情報は多くなりすぎないように注意してください。

漢字や絵文字のバランスに気を付ける

文章を書く際には専門用語は避け、誰でも理解できるような言葉を使用します。難しい漢字は使用せず、カタカナやひらがなも混ぜながら文章を書くと読みやすくなります。

スマートフォンでキャプション全体を確認し、バランスを見ながら作成すると、魅力的なキャプションに仕上がります。また、キャプションで絵文字を使用することで、硬い文章にならず顧客に親近感を持ってもらえます。

身近に感じてもらうことで、ファン化につながる可能性があり、いいねやコメントなどの反応を増やすことが可能です。

アクションを促す言葉を付ける

キャプションの最後に、アクションを促す言葉を添えると、ユーザーに行動してもらいやすくなります。具体的には、「興味がある方はいいねをお願いします」や「コメントで感想を募集しています」と入力すると、ユーザーからの反応が増える可能性があります。

多くのフォロワーを持つ企業のアカウントでは、キャプションの最後に行動を促す言葉が入っている投稿が多いです。アクションが増えると、エンゲージメントも高くなるので、アカウントを伸ばせます。

ハッシュタグを利用する

インスタを利用するユーザーは、店舗や商品の情報をハッシュタグを使って検索しています。検索で表示される投稿は、フォロワー以外のコンテンツも含まれるので、ハッシュタグを利用することで多くの潜在顧客にアプローチできます。

各ハッシュタグには、投稿ボリュームが表示されるので、競合の動向を調査することも可能です。顧客のニーズや競合をリサーチし、コンテンツが伸びるようハッシュタグを厳選して使用してください。

インスタ運用に効果的なハッシュタグの付け方

発信を伸ばしたり、アカウントの認知拡大などの効果が期待できる、ハッシュタグの付け方を解説します。ハッシュタグは、キャンペーン企画に利用できたり、UGCを効率よく集められたりと、マーケティングに役立つ便利な機能です。

インスタ運用をしている方は、ハッシュタグの付け方を把握し発信する際の参考にしてください。

投稿テーマに沿ったハッシュタグを付ける

コンテンツのジャンルに適したハッシュタグを選ぶことで、発信を拡散することができます。具体的には、コーディネートの画像を投稿した際は、ブランドの名前やアパレルのアイテムに関連するハッシュタグを付けます。

スイーツや、飲食店のメニューのコンテンツを投稿する場合は、食べ物のキーワードが含まれるハッシュタグを付けると効果的です。投稿に関するキーワードを検索すると、ハッシュタグをリサーチできます。

顧客が、どのようなハッシュタグを使用しているのかをリサーチし、投稿する際の参考にしてください。

ターゲットの興味関心に合ったキーワードにする

インスタ運用で設定している、ターゲットのニーズに沿ったハッシュタグを利用すると、効率的に顧客にアプローチできます。最適なハッシュタグを見つけるためには、まず顧客の興味関心についてリサーチします。

リサーチ後は、顧客のニーズと投稿しているコンテンツに沿ったハッシュタグを探します。ニーズに合わせることで、ターゲット層のフォロワーが増え、自社の商品やサービスに興味を持ってもらえる可能性があります。

アカウントが伸びる他、利益向上につながる場合もあるので、リサーチは必ず行ってください。

ミドルキーワードやスモールキーワードも付ける

ハッシュタグには3つの階層があり、「ビッグキーワード」や「ミドルキーワード」、「スモールキーワード」と呼ばれています。階層の中でも、投稿ボリュームが多いのがビッグキーワードです。

ビッグキーワードは競合が多いので、運用を始めたばかりの方は、ミドルキーワードやスモールキーワードを組み合わせて発信をします。タグの階層を具体的に紹介すると、ケーキを撮影した投稿にハッシュタグを付ける場合、「ケーキ」がビッグキーワードになります。

ケーキの中でも投稿数が少ない「シュガーケーキ」が、ミドルキーワードになり、ビッグキーワードよりも競合が少ないです。

スモールキーワードは、さらに投稿数が少ない、ニッチな言葉を指します。ケーキのハッシュタグの場合は、具体的な店舗名をハッシュタグにすることで、投稿が埋もれずユーザーにリーチできる可能性があります。

オリジナルのハッシュタグを作成する

ハッシュタグは、自由に作成が可能です。自社で打ち出している、商品やサービス名に関連したハッシュタグを作成すると、顧客のUGCを効率よく集められます。

ハッシュタグを使用した企画をすると、顧客とコミュニケーションを取ることもできるので、ファン化につなげられる可能性があります。ハッシュタグは、英数字は避けカタカナやひらがなを使用し、ユーザーが分かりやすい単語で作成すると、多くの投稿を集めることができます。

インスタでハッシュタグを使用する際の注意点

キャンペーン企画や検索に使用できるハッシュタグですが、利用する際には注意点があります。注意点を理解し、効果的な運用ができるよう参考にしてください。

投稿テーマにそぐわないハッシュタグは使用しない

ハッシュタグを使用する際は、投稿テーマとは関係のないハッシュタグは省き、コンテンツに関係があるものだけに絞って使用します。関係のないハッシュタグを付けてしまうと、検索をしたユーザーからの信頼を失い投稿が伸びなくなる可能性があります。

ハッシュタグは、検索でリサーチすることが可能です。コンテンツに関するキーワードを検索し、投稿数のボリュームを確認しながら厳選すると、効果的なハッシュタグを見つけることができます。

ビッグキーワード以外のハッシュタグも付ける

投稿ボリュームが多い、ビッグキーワードのハッシュタグだけでは、競合の投稿に埋もれ顧客にリーチできない可能性があります。投稿が埋もれてしまうと、顧客にリーチできない場合があるので、ライバルが少ないハッシュタグと組み合わせて投稿します。

ミドルキーワードやスモールキーワードが含まれるハッシュタグは、競合が少なくコンテンツが埋もれにくい特徴があります。他の投稿と差別化するために、使用するキーワードをリストアップしておき、投稿ボリュームを調査しながらハッシュタグを選びましょう。

同じキーワードや制限されているハッシュタグを利用しない

同じキーワードを使用しているハッシュタグは、ひとつに絞って投稿し、無駄なハッシュタグは省いてください。同じキーワードのタグを複数利用すると、スパムと勘違いされる恐れがあります。

また、ハッシュタグの中には、規約で制限されているハッシュタグがあります。インスタの規約に違反するワードを使用すると、アカウントが停止される可能性があるので、注意が必要です。

インスタの規約は、ヘルプセンターで確認することが可能です。運用をする場合は、1度目を通しておくとアカウントが規制されるのを防げます。

運用のリソースがない場合は運用代行の利用を検討する

インスタ運用は、コンテンツの作成からキャプションの入力、ハッシュタグのリサーチと作業に時間がかかります。運用のリソースがない場合は、SNS運用代行の利用を検討するのがおすすめです。

SNS運用代行はインスタや他のSNSに詳しく、コンテンツ作成からデータ分析、顧客ニーズのリサーチまでしてくれます。自社で運用するよりも、アカウントが早く伸びる可能性もあります。

予算を考えながらSNS運用代行の利用を検討し、無理なくインスタ運用をしてください。

インスタでキャプションやハッシュタグを使用した企業事例

最後に、キャプションやハッシュタグを使用し、ユーザーの反応を増やしている企業事例を紹介します。事例を見ることで、自社アカウントの運用に活かせるので参考にしてください。

季節に合わせて商品を紹介している:株式会社しまむら

出典元:@grshimamura

株式会社しまむらは、新商品の情報をチラシの画像と合わせて、キャプションで紹介をしています。キャプションでは、どのような新商品が出たのかを明記し、詳しい情報はオンラインストアで見るように促しています。

コンテンツの中には、ユーザーの投稿をリポストしているものもあり、キャプションで感謝を伝えています。顧客との距離が近いので、UGCを集めながらユーザーの反応を効率よく増やしている事例です。

新作商品の魅力をキャプションで伝えている:スターバックスコーヒージャパン株式会社

出典元:@starbucks_j

幅広い年齢層に人気の、スターバックスコーヒージャパン株式会社は、新作商品が出るたびにコンテンツとキャプションで紹介をしています。キャプションの最後には、投稿を見たユーザーに語りかける言葉を添えているので、コメントが多いのが特徴です。

ファンが多いからこそ、顧客とのコミュニケーションを取り投稿を伸ばしています。また、新作にちなんだハッシュタグを用意し、UGCを効率よく集めています。

ユーザーの感想を投稿に活用している:株式会社ファミリーマート

出典元:@familymart.japan

株式会社ファミリーマートは、新作のスイーツや飲み物を中心に投稿しています。キャプションでは、投稿を見たユーザーにいいねやコメントを促す言葉を添えて、反応を増やしています。

商品の紹介コンテンツだけではなく、ユーザーに意見を求める投稿もしており、顧客とコミュニケーションが取れるように工夫しています。また独自のハッシュタグを作成し、販売しているスイーツやパンの投稿を集めているのも特徴です。

まとめ

インスタでは、コンテンツ作成だけではなく、キャプションやハッシュタグを利用することで、投稿を伸ばすことができます。キャプションを入力する際には、ユーザーが見やすいように改行し、漢字や絵文字のバランスを整えて投稿してください。

ハッシュタグを付ける際には、投稿のジャンルに沿ったハッシュタグを厳選し、潜在顧客にアプローチできるようにします。投稿を伸ばすためにも、ハッシュタグのリサーチが重要です。

リサーチやコンテンツ作成にリソースをかけられない場合は、SNS運用代行を利用するのがおすすめです。利用することで、インスタ運用にかける時間を減らしながら、アカウントを効率よく伸ばせる可能性があります。

SNS運用代行業者をうまく利用しながら、自社アカウントを伸ばしてください。

この記事の監修者

菊地 里奈

株式会社ユナイテッドアニマルズにて広報PR、SNS投稿素材の制作を担当。 インフルエンサーマーケティング業務にも従事する。 複数企業のSNS運用にもプランナーとして、制作から運用までサポートを行い、SNSマーケティング全般を守備範囲とする。

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