公開日:2024.05.24
更新日:2025.10.25
SNSマーケティング
【企業向け】インスタで店舗の位置情報を登録する方法は?メリットや活用例も紹介
店舗の集客力を向上させるためには、ユーザーに正確な店舗情報を示すことが重要です。インスタの位置情報機能を活用すれば、飲食店や小売店、サービス業などの店舗は、投稿を通じて場所を直感的に伝えられます。さらに、来店促進や認知拡大にもつなげることができます。
しかし、これまで位置情報機能を使ったことがない方や、SNS運用に不慣れな方にとっては、設定手順がわかりにくい場合があります。そのため、せっかくの機能を十分に活かせない点には注意が必要です。本記事では、インスタで店舗の位置情報を登録するメリットや効果に加え、具体的な設定方法や注意点、さらに活用事例までわかりやすく解説します。
目次
インスタの位置情報機能とは?
インスタの位置情報は、投稿に「撮影場所」を紐づけられる便利な機能です。写真や動画に正確な場所を設定することで、ユーザーは投稿の内容を具体的にイメージしやすくなり、より関心を持ってもらいやすくなります。
たとえば、カフェの新メニューや雑貨店のおすすめ商品を紹介する際に位置情報を追加すると、「こんなお店が近くにあるんだ」とユーザーが気づける場面が増えます。さらに、地図検索や発見タブを通じて、普段その店舗を知らない新規ユーザーにもアプローチできるため、集客や認知拡大にも効果的です。
また、同じ場所の投稿がまとめて表示されることで、ユーザーが関連コンテンツを巡回しやすくなり、自然と発信力や回遊率を高める効果も期待できます。位置情報を活用することで、投稿の見つかりやすさが向上し、オンライン上での店舗の存在感を高められるのがポイントです。
ユーザーのマップ画面にも表示される
インスタの位置情報は、投稿に追加して表示できるだけでなく、地図検索機能でも活用できます。地図検索は、発見タブ(虫眼鏡アイコン)の右上にある地図マークからアクセスし、ユーザーは自身の現在地や指定したエリアをもとに、周辺の人気スポットや店舗を一覧で確認可能です。
たとえば、カフェやレストラン、雑貨店、観光地などの情報がまとめて表示されます。これにより、ユーザーが「ここに行ってみたい」と感じるきっかけを作ることができます。
この機能を活用すれば、投稿したコンテンツが単にフォロワーだけでなく、まだ店舗を知らないユーザーにも届くチャンスが増えます。地図検索から訪れたユーザーは実際の来店や利用につながる可能性も高く、認知拡大や集客効果を高めるのに非常に有効です。
発見タブの右上にある地図アイコンをタップ
現在地付近の人気スポットが表示される
近隣以外の情報が知りたい時は、画面を移動させることでその場所の人気スポットが表示されます。
位置情報は店舗経営にも役立つ
飲食店や雑貨店、アパレルショップ、エステサロンなど、幅広い業種の店舗でインスタの位置情報は大きな効果を発揮します。投稿に正確な位置情報を追加することで、近隣に住むユーザーや観光客が自店舗を見つけやすくなり、認知度の向上や新規顧客の来店促進につながります。旅行者にとっては、投稿が「行ってみたい場所」の参考になりやすく、集客効果をさらに高めることが可能です。
さらに、位置情報とハッシュタグを組み合わせて運用することで、より多くのターゲット層にリーチでき、投稿の閲覧数やエンゲージメントも向上します。たとえば、「#カフェ巡り」や「#○○エリアランチ」といったハッシュタグと店舗の位置情報を同時に設定すれば、検索経由での発見率が高まり、興味を持ったユーザーの来店につながる可能性も高まります。このように、位置情報を戦略的に活用することは、発信力の強化と集客力アップの両方に直結する重要な施策です。
インスタに店舗の位置情報を登録する方法
インスタでユーザーが位置情報を設定するには、検索画面から場所を選択して追加する方法と、場所を新たに登録する方法があります。
プロフィールに位置情報を登録する方法
インスタのプロフィールでは、店舗やオフィスの位置情報を登録することが可能です。設定は「プロフィールを編集」から「連絡先オプション」に進み、「ビジネスの住所」を入力するだけで簡単に完了します。
登録した住所はプロフィール画面に表示され、ユーザーがタップすると地図アプリで場所を確認できる仕組みになっています。来店を促したい場合は正確な住所を入力し、地域の認知だけを狙いたい場合は市区町村名など一部の情報のみを登録する方法も有効です。
ただし、プロフィールに位置情報を追加するには、アカウントをビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替えておく必要があります。ビジネスアカウントに切り替えることで、住所や連絡先情報の設定が可能になり、プロフィール画面に店舗の位置情報を表示できます。これにより、ユーザーは投稿だけでなくプロフィールからも簡単に店舗を見つけられるようになり、来店促進や認知拡大に効果的です。
切り替え方法については、別記事の「アカウントの切り替え」部分で詳しく解説されているので、参考にするとスムーズです。
関連記事:Instagramのタイアップ投稿とは?ブランドコンテンツのやり方とポイントを解説
Facebookから位置情報を登録する方法
Facebookページを経由してインスタに位置情報を登録することも可能です。まず、自店舗やブランド専用のFacebookページを作成し、住所を正確に入力します。
その後、インスタのプロフィール編集画面から該当するFacebookページをリンクすると、登録した住所が自動的にインスタのプロフィールへ反映されます。投稿やプロフィールに位置情報が表示され、地図検索を通じて新規ユーザーにも店舗を見つけてもらいやすくなります。
なお、Facebook経由で位置情報を設定する場合は、所有しているFacebookアカウントへのログインが必要です。個人用アカウントからも位置情報は登録可能ですが、ビジネスアカウントやビジネスページを作成しておくことで、インスタの店舗アカウントとスムーズに連携でき、より効率的に活用できます。こうした方法を取り入れることで、店舗の認知拡大や来店促進といった集客効果を高めることが可能です。
参考:Meta Business Suiteとビジネスマネージャでビジネスポートフォリオを作成する
フィードに店舗の位置情報を登録する方法
フィード投稿に位置情報を追加するには、キャプション入力画面で「位置情報を追加」をタップし、店舗名や住所を検索して選びます。もし候補に自店舗が表示されない場合は、あらかじめFacebookページに正しい住所を登録しておくと、インスタでもスムーズに反映されやすくなります。
設定した位置情報は投稿に紐づき、地図検索や同じ場所の投稿一覧にも表示される仕組みです。近隣のユーザーや旅行者に投稿を見つけてもらいやすくなり、認知拡大や集客につながる効果が期待できます。さらに、位置情報を付与することで、ユーザーに店舗の具体的な場所を直感的に伝えられるため、来店のきっかけ作りにも役立ちます。
リール動画に店舗の位置情報を登録する方法
リール投稿でも店舗の位置情報を活用することで、より多くのユーザーへのリーチが可能です。投稿画面で「位置情報を追加」を選び、店舗名や住所を設定すると、リール動画に場所情報が紐づきます。動画を見たユーザーは「どこで撮影されたのか」を直感的に理解でき、興味を持った場合は実際の来店につなげやすくなるのが魅力です。
また、位置情報付きのリールは地図検索にも反映され、同じ場所をタグ付けした他の投稿とまとめて表示されます。結果として、近隣に住むユーザーや旅行者など、普段店舗を知らない層にも自然にアプローチできます。
ストーリーズに店舗の位置情報を登録する方法
ストーリーズで店舗の位置情報を活用するには、まず写真や動画を選んだ画面で、上部のスタンプアイコンをタップし、「位置情報スタンプ」を選んでください。検索バーに店舗名や住所を入力して正しい場所を選択すると、ストーリーズ上に位置情報が表示されます。
フォロワーはもちろん、位置情報をタップしたユーザーや地図検索を利用する人にも店舗を見つけてもらいやすくなります。また、位置情報付きのストーリーズは、同じ場所の他の投稿と関連付けられるため、周辺情報や集客スポットとしての認知度向上にも効果的です。旅行者や初めて店舗を知るユーザーにとって「行ってみたい場所」として注目されやすく、来店促進や集客効果の強化につながります。
インスタの位置情報に店舗を登録するメリット
インスタ運用を行っている店舗にとって、位置情報を登録するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下の解説を参考にしてください。
ユーザー投稿による口コミ・拡散効果が狙える
インスタで店舗の位置情報を活用すると、ユーザー投稿による口コミの拡散が狙えるのがメリットです。お客様が写真や動画に位置情報を付けて投稿することで、その投稿がフォロワーや同じ場所に興味を持つユーザーに届きます。
また、位置情報をタップすると関連する投稿がまとめて表示されるため、新規顧客による店舗の発見につながり、認知拡大や来店促進、さらにはリピーターの獲得にも効果的です。
店舗の集客力向上につながる
インスタで店舗の位置情報を活用すると、単なる写真や動画の投稿以上の価値を生み出せます。地図上に店舗情報が表示されることで、ユーザーは店名を知らなくても、場所や営業時間、雰囲気などを直感的に把握できます。初めてそのエリアを訪れる人や、偶然近くにいるユーザーが来店するきっかけを作ることが可能です。
多くのユーザーは「今すぐ近くで行ける場所」をスマホで検索する傾向が強く、位置情報の有無が集客の成否に直結します。ハッシュタグやストーリーズ、リールと組み合わせることで、投稿を目にするユーザーの幅を広げられ、地域内外の新規顧客へのリーチも可能になります。
インスタの位置情報は単なる付加機能ではなく、認知拡大や集客施策を強化する重要なマーケティングツールです。正しく設定し、投稿ごとに戦略的に活用することで、来店や売上につながる効果が最大化します。
他サービスとの連携で検索性が改善しやすい
インスタで店舗アカウントを活用したキャンペーンやイベントを行う際、位置情報の活用は集客効果を高める手段です。たとえば、プレゼント企画やクーポン配布、モニター募集などの施策があります。投稿に店舗の位置情報を設定するだけで、ユーザーはイベントの開催場所を直感的に理解できます。
また、ユーザー自身が位置情報付きで投稿をシェアすると、自然な形で店舗の存在が拡散され、新規顧客への認知度向上にも効果的です。ハッシュタグと組み合わせれば、特定の興味・関心を持つユーザーにリーチしやすくなり、オンライン上でのイベントの盛り上がりも期待できます。
このように、位置情報は単なる地図表示以上の役割を果たし、キャンペーンの参加促進や店舗の認知拡大、来店増加といった成果をサポートする重要な施策です。イベント企画時には、積極的に位置情報を組み込むことが成功のポイントとなります。
店舗の位置情報を登録する際の注意点
店舗の位置情報を登録する際には、公開範囲、プライバシーへの配慮などのポイントを押さえることが大切です。3つの注意点を参考にして、効果的な位置情報活用を目指しましょう。
位置情報をうまく登録できない場合がある
インスタの位置情報をうまく登録できない場合があります。「店舗名や住所がインスタのデータベースに存在しない」、「Facebookページと正しく連携できていないこと」などが原因です。
上記のトラブルを解決するには、Facebookページに正確な住所を登録し、インスタアカウントとリンクさせることで改善できる場合が多いです。
位置情報が地図に反映されるまで時間がかかる
インスタで新しく登録した位置情報は、地図上に反映されるまで時間がかかる場合があります。インスタと連携しているFacebookの位置情報データベースに反映されるまでに一定の処理時間が必要なためです。
通常は数時間から数日程度で地図に表示されますが、まれに反映までさらに時間がかかります。すぐに表示されない場合でも、正しい住所を登録していれば順次反映されるため、少し時間を置いて確認しましょう。
プライバシーの問題に対応する必要がある
インスタで位置情報を活用する際は、プライバシーへの配慮が重要です。個人宅や社員の自宅など、公開すべきでない場所を誤って登録すると、個人情報が第三者に知られるリスクがあります。
また、店舗の場合でも、住所の詳細をそのまま公開しないようにしましょう。市区町村名や建物名の一部のみを表示するなど、情報の見せ方を工夫することが大切です。位置情報を適切に管理すれば、集客や認知拡大とプライバシー保護の両立が可能です。
店舗の位置情報を活用したインスタ運用例
つづいて、店舗の位置情報を活用したインスタの運用例を紹介します。
「インスタに自店の位置情報は登録されているが、実際にどう活用したらよいかわからない」といった方は、以下を参考にしてください。
インスタ投稿時に位置情報を表示させる
店舗の位置情報は、ユーザーが閲覧するだけでなく、自店舗のアカウントから積極的に活用することで、さらに高い効果が期待できます。フィード投稿・ストーリーズ・リール動画のいずれにも位置情報を追加できるため、投稿の内容や目的に応じて柔軟に使い分けられる点が魅力です。観光客や遠方からの来店を狙う場合には、位置情報を設定することで、普段はアクセスできないエリアのユーザーにも店舗の存在をアピールできます。地域を超えた認知拡大や新規顧客獲得の可能性を広げることが可能です。インスタでの位置情報活用は、集客や認知向上を目指すうえで欠かせない重要な施策であり、戦略的に活用しながら店舗の発信力を大きく強化できます。
【具体例】
・リール動画やストーリーズで店舗へのアクセス方法を紹介する際に位置情報を付けることで、ユーザーが地図から場所を確認しやすくなります。
・新商品の紹介や新しく始まるフェアを宣伝する投稿に位置情報を付けると、近隣ユーザーやそのエリアに関心を持つ人に情報が届きやすくなります。
位置情報を使ったキャンペーンを開催する
インスタで位置情報を活用して認知度を高めたい場合は、プレゼント企画やモニター募集、クーポン配布などのキャンペーンと組み合わせるのが効果的です。ユーザーが投稿に位置情報を付けることで、店舗名や場所が自然に拡散され、多くの人の目に触れる機会を増やせます。
また、来店型のキャンペーンでは、位置情報を活用することで実際の店舗訪問を促すことが可能です。たとえば、「店舗に来店して写真を撮影し、位置情報付きで投稿するとクーポンをプレゼント」といった施策は、オンラインでの拡散効果とオフラインでの集客効果の両方を狙えます。このように、キャンペーンと位置情報を組み合わせることで、効率的に認知拡大を図り、実際の来店や売上向上につなげるのに最適です。
【具体例】
・「店舗の位置情報を付けて投稿すると〇%割引」「この投稿を、店舗の位置情報を付けたストーリーズでシェアすると〇円OFF」のようなクーポン企画を開催
・プレゼントキャンペーンを行う際「店舗の位置情報を付けた投稿をすると当選率アップ」などを条件に入れる
ハッシュタグと連携しながら配信する
インスタで位置情報を活用する際は、ハッシュタグと組み合わせて投稿することで、より高い集客効果が期待できます。ハッシュタグは、特定の興味・関心を持つユーザーにアプローチするツールで、位置情報と組み合わせることで、実際の店舗や地域への誘導力を高められます。投稿の発見性が向上し、ターゲット層に効率よくリーチできるのが大きなメリットです。
たとえば、「#カフェ巡り」や「#○○エリアランチ」といった人気のハッシュタグと店舗の位置情報を同時に設定すると、検索経由での閲覧者が増え、投稿を見たユーザーが実際に来店する可能性も高まります。特に新規顧客の獲得やエリア外のユーザーへの訴求を目的とする場合、ハッシュタグと位置情報の併用は非常に効果的です。両者を組み合わせて活用することで、投稿の閲覧数やエンゲージメントを高め、集客や売上向上へとつなげる運用が可能になります。
まとめ
利用ユーザーの多いインスタで店舗の位置情報を活用することで、自店の認知度向上や集客効果が期待できます。ただし、メリットだけでなく注意点も理解したうえで運用することが重要です。
より効果を高めたい場合は、SNS運用代行会社に依頼するのがおすすめです。株式会社ユナイテッドアニマルズが提供する「&WAKE」は、専門知識やノウハウを持つプロが運用します。位置情報の登録はもちろん、活用した施策の実施まで含め、効率的かつ効果的なインスタ運用を実現できます。
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ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。
また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。
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