2024.01.18
SNS運用
TikTokライブ配信のやり方を解説。企業のライブ成功事例も紹介
若年層を中心に人気のTikTokでは、ライブ配信を通して顧客とコミュニケーションを取る企業が増えています。ライブ配信は、リアルタイムで商品の紹介や顧客とやり取りができるので、売上向上やファン化を促進できる可能性があります。
ただし、TikTokでライブ配信をしたくても、「ライブ配信のやり方がわからない」「どのようにマーケティングに活用すればいいのか迷っている」と、悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ライブ配信の特徴やライブのやり方、企業の成功事例について詳しく解説します。
目次
TikTokライブとは?機能の特徴を解説
TikTokには通常の動画配信に加えて、リアルタイムで情報を伝えることができるライブ配信があります。ライブ配信には5つの種類があります。
・通常配信
・画像配信
・ゲーム配信
・フォロワー限定配信
・コラボ配信
一般的なライブ配信から、フォロワー限定配信と種類が豊富で、訴求したい内容に合わせて機能を選べます。
また、ライブ配信ではビジネスに活用できる機能も備わっているのが特徴です。ライブ配信ごとのエンゲージメント率を確認できたり、他のSNSと連動できる画面共有機能などがあります。
通常の投稿とは異なり、顧客とリアルタイムでコミュニケーションが取れる他、潜在顧客の開拓につながります。個人の発信者だけでなく、企業にとっても認知拡大やファン化を狙えるので、マーケティングに活用する企業が増えています。
TikTokライブで得られるメリット
TikTokのライブ機能を活用して、マーケティングに活かすメリットを紹介します。通常の投稿とは異なる効果も期待できるので、メリットを把握してTikTokのアカウントを伸ばしてください。
認知拡大を狙える
ライブ配信は、フォロワー以外のユーザーも手軽に視聴できるため、潜在顧客に直接アプローチすることができます。商品やサービスを知らなかったユーザーも、ライブを通して魅力を伝えることができるので、認知拡大を狙えます。
社員が発信者となりライブに出演することで、企業を身近に感じてもらえ、ファン化を促進することも可能です。また、TikTokはユーザーの興味関心に沿って、タイムラインに流れる動画が選ばれます。
ライブ配信も同様で、おすすめ欄やライブ配信のみが表示される場所では、ユーザーのこれまでの検索履歴に沿った配信が表示されます。おすすめ欄への表示により、フォロワー数の増加や視聴率を上げやすい特徴があります。
顧客とコミュニケーションが取れる
TikTokのライブ配信では、通常の投稿ではできない双方向のコミュニケーションが可能です。顧客からの質問にリアルタイムで答えることができ、商品やサービスの魅力をより効果的に伝えることができます。
視聴者との距離が近いため、顧客との信頼関係を築きやすく、これが自社商品の購入につながる可能性があります。さらに、オンラインでの発信なので、セミナーのように会場を確保する必要がなく、コストを抑えて発信できます。
利益向上の可能性がある
ライブ配信では、通常の投稿よりも多くの情報を顧客に伝えられるため、商品やサービスの購入につながる可能性があります。自社のサイトに誘導することも可能なので、利益の向上が期待できます。
また、商品やサービスは社員が実際に使用している場面を見せることも可能なので、顧客目線での発信ができます。使用イメージが伝わることで、商品を購入するハードルが下がり、購入率が上がる可能性があります。
TikTokでライブ配信をする際のルール
ライブ配信をするためには、TikTokが設定したフォロワーや年齢の条件を満たす必要があります。TikTokの規則を理解し、ライブ配信を行ってください。
フォロワーが50人以上
ライブ配信を行うには、フォロワーが50人以上であることが条件です。アカウントを開設したばかりでは、ライブ配信ができないので注意してください。
マーケティングにライブ配信を活用する際には、TikTokアカウントを開設し、まずはフォロワーを増やすことから始めます。自社の商品やサービスの魅力を伝えられるコンテンツや、顧客の悩みに合わせた発信をするとフォロワーを増やせます。
アカウントを開設する前にコンセプトを決め、統一感のある発信をすることで、TikTokで認知を拡大できます。
18歳以上のユーザー
ライブ配信は、18歳以上のユーザーが利用可能な機能です。インフルエンサーを起用する際には年齢に注意し、ライブ配信を実施してください。
ライブ配信は、企業で働いている社員が行うとファン化を促進できます。社員の人柄が身近に感じられ、信頼性が高まり、ライブの視聴率が増える可能性があります。
企業の社員であれば、年齢制限を気にせずライブ配信ができ、インフルエンサーを起用するよりもコストを削減できます。TikTokのライブ配信は、紹介した条件をすべて満たすことで行えます。
ライブ配信をする際には、規約を確認しマーケティングに活用してください。
TikTokでライブ配信をする方法
スマートフォンやパソコンで、ライブ配信をする方法を紹介します。パソコンを使用する場合、外部ツールを利用してライブ配信を行います。
TikTokで使用されることが多いツールも紹介しますので、自社の予算に合うか確認し、ツールの導入も検討してください。
スマートフォンでライブ配信をする場合
スマートフォンでライブ配信をする場合は、アプリを開くとすぐに配信を開始できます。手順は、以下の通りです。
1.下部に表示される「+」アイコンを選択
2.配信の種類で「LIVE」を表示
3.ライブ内容を入力し「LIVEを開始」をタップ
TikTokが定めるライブ配信の規約を満たすと、投稿を作成する「+」の中に「LIVE」が表示されるようになります。ライブ配信では、デバイスを選ぶことが可能です。
ライブを開始する前に、カメラやスマートフォンを選択できるので、配信内容に合わせて選択してください。スマートフォンで配信をする場合は、「デバイスカメラ」を選びましょう。
パソコンでライブ配信をする場合
外部ツールを使用することで、パソコンからもライブ配信をすることが可能です。
1.パソコンからアカウントにログインする
2.左側のメニューにある「GO LIVE」を選択
3.ライブの情報やフィルターなどを設定
4.サーバーURLとストリームキーをコピーする
5.URLを配信ツールに貼り付けライブを開始
パソコンからライブ配信をする場合は、ツールを使用する必要があります。ツールには、「TikTok LIVE Studio」や「Open Broadcaster Software」というサービスがあり、ライブ配信を手軽に行えるので、多くのユーザーが使用しています。
データ分析や録画など、ビジネスにも活用できる機能があります。スマートフォンよりも、画面が大きくライブ配信がしやすいのが特徴です。
TikTokでライブ配信を成功させるポイント
ライブ配信で、マーケティング効果を上げるポイントを解説します。今後、ライブ配信を取り入れる方は参考にしてください。
告知をして期待値を高める
ライブ配信を行う際には、事前に告知を行います。TikTokの通常投稿や他のSNSで告知をすることで、視聴率が上がる可能性があります。
告知は直前にするのではなく、1週間前など一定の期間を空けて告知をすると、顧客の期待値を高められます。告知の際には、ライブ配信の内容や出演するインフルエンサーを伝えておくと、多くのユーザーの興味関心を引くことができます。
また、ライブ配信の準備風景や社内の様子などを積極的に発信し、期待値を高めましょう。
コンセプトに合った配信をする
通常投稿と同様に、ライブ配信もコンセプトに合った配信をします。アカウントを開設する際に決めたコンセプトを見直し、ライブ配信の企画を考えることで、内容に統一感が出ます。
コンセプトに合った配信をすることで、ターゲット層にリーチでき、視聴率が上がる可能性があります。企画を考える際には、コンセプトや顧客のニーズに沿った内容か確認してから、ライブ配信をしてください。
魅力的な企画を打ち出す
顧客とのコミュニケーションが取りやすいライブ配信は、魅力的な企画を打ち出すことで、顧客とのやり取りが一層活発になります。具体的には、顧客参加型の企画や質疑応答など、ユーザーが主体的に参加できる企画です。
アパレルの商品を展開する企業であれば、顧客が欲しい商品を直接聞き、商品開発に活かすと企業の信頼度が増します。食品系の企業であれば、商品の食べ方やレシピの作り方を配信することで、顧客とコミュニケーションを取りながら、ライブ配信ができます。
魅力的な企画を打ち出すことで、顧客の視聴率が上がり、アカウントも伸びます。ただし、企画を考えたり施策を練るのは時間がかかります。
他の業務と並行して行えない場合は、SNS運用代行を利用して負担を減らす方法もあります。SNS運用代行は、TikTok運用からコンセプト設計、企画の提案などを行ってくれます。
運用のリソースが不足している場合は、SNS運用代行の利用を検討し、負担を減らしながらTikTokのアカウントを伸ばしてください。
顧客の質問には積極的に答える
ライブ配信の魅力は、双方向でコミュニケーションが取れることです。顧客からの質問に、積極的に答えることで、視聴しているユーザーからの信頼度が増します。
リアルタイムで質問に回答できるので、情報量が多くても顧客に伝えることができるのもライブ配信の魅力です。顧客は疑問をすぐに解消できるので、購入率が向上する可能性もあります。
TikTokライブを活用している成功事例
最後に、TikTok運用にライブ配信を活用している成功事例を紹介します。これらの成功事例から、ライブ配信の活用方法が理解できるので、マーケティングの参考にしてください。
製造過程をライブ配信し利益向上に成功:株式会社トゥモロー
株式会社トゥモローは、フルーツ大福を販売している凛々堂を展開している企業です。凛々堂は、TikTokのライブ配信でフルーツ大福の製造過程を配信し、話題になりました。
当時は、商品の製造過程を発信する企業はまだ少なかったため、TikTok内で話題になり、フォロワーが増加し利益向上につながっています。リアルタイムで発信できるライブの特徴を利用し、認知を拡大させた成功事例です。
新商品をライブで紹介しファンを増やすことに成功:株式会社ローソン
出典元:@akiko_lawson
株式会社ローソンは、新商品の紹介をライブ配信で行い、ファン化を促進しています。新商品をライブで配信することで、潜在顧客にも商品の魅力をリアルタイムで伝えることができています。
コンビニ業界では、新商品が出る頻度が高いので、効率的に宣伝する手段としてライブ配信がとくに有効です。ローソンは、TikTokの特徴を把握し、うまくマーケティングに活用している事例といえます。
コーディネートをリアルタイムで紹介:株式会社ユニクロ
出典元:@uniqlo_jp
株式会社ユニクロは、自社商品を使用したコーディネートをライブ配信し、顧客に商品の魅力を伝えています。コーディネートを発信することで、季節ごとに売り出したい商品を紹介できる他、セット販売が成功する可能性もあります。
TikTokのユーザーは、若年層が多くファッションに関心の高い方も多いため、効果が期待できる媒体です。TikTokでは、アカウントのプロフィールにURLを付けることができるので、ライブ配信を通してサイトへの誘導も可能です。
TikTokライブを活用し認知を拡大しよう
TikTokには、通常の投稿に加えて、リアルタイムで情報を伝えることができるライブ配信機能があります。ライブ配信は、スマートフォンやパソコンから発信でき、自社商品やサービスの魅力を顧客に伝えることができます。
ライブ配信を行う際には、アカウントのコンセプトに沿った企画を立て、顧客と積極的にコミュニケーションを取ると、ファン化を促進できます。ただし、通常投稿よりもライブ配信は発信に時間がかかるため、運用の負担がかかる場合はSNS運用代行の利用を検討することが重要です。
SNS運用代行は、アカウントを開設したりライブ配信の企画を考えたりと、自社の負担を減らしながらTikTokの運用ができるようにサポートしてくれます。効率よくフォロワーを伸ばせる可能性もあるので、SNS運用代行の利用を検討し、アカウントの認知拡大をしてください。
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