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インスタのストーリーズ広告とは?費用や出し方、ポイントなどを徹底解説!

インスタのストーリーズ広告とは?費用や出し方、ポイントなどを徹底解説!

インスタ(Instagram)のストーリーズ広告とは、24時間で消えるインスタの「ストーリーズ」に出稿する広告のことです。

インスタの国内月間アクティブアカウント数は、2023年11月時点で6,600万以上にものぼり、特に若い世代から支持されています。人気の機能であるストーリーズの活用がビジネスの成功に大きな影響を与えており、企業にとって欠かせないプラットフォームの一つとして活用が進んでいます。

本記事ではインスタのストーリーズ広告について、出稿の方法や費用などの基礎的な知識を解説します。最終章では効果を出すためのポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

インスタのストーリーズ広告とは

インスタのストーリーズ広告とは

Instagram(以下インスタ)のストーリーズ広告とは、インスタ上でユーザーのストーリーズに配信される広告のことです。インスタのタイムライン上に表示させることができる「フィード広告」と異なり、縦長のフルスクリーンで広告を表示できるので、よりユーザーの印象に残りやすいという特徴があります。

通常のストーリーズは24時間で自動的に消えるという特徴がありますが、インスタのストーリーズ広告は、広告配信が終わるまで削除されません。

また、ストーリーズ広告は、15秒以内の短い動画や静止画を使用するので、ユーザーの関心を引きつけるのに効果的です。広告感が薄く、自然に表示できるため、より効果的な販促が期待できます。

フィードよりも気軽にチェックできるので、ブランドの認知度を高められる上、高い費用対効果が見込めるというメリットもあります。

関連記事:インスタのストーリーズとは?基本的な使い方からビジネスでの活用方法まで完全解説

インスタのストーリーズ広告の特徴

インスタのストーリーズ広告には、いくつかのユニークな特徴を持っています。

まず、フルスクリーンで表示されるため、視覚的に強いインパクトを与えることができます。また、短時間で情報を伝えられるため、ユーザーの注意を引きやすいです。

さらに、ストーリーズ広告は、他の投稿と同様にスワイプアップやリンククリックなどのインタラクティブな要素を含むため、ユーザーのエンゲージメントを高められます。

これらの特徴により、ストーリーズ広告は、ブランドのメッセージを効果的に伝える手段として人気を集めています。

インスタストーリーズ広告の4つの種類

インスタストーリーズ広告の4つの種類

インスタストーリーズ広告には、以下の4つの種類があります。

  1. 画像広告
  2. 動画広告
  3. カルーセル広告
  4. コレクション広告

それぞれの広告について、詳しく解説します。

1.画像広告

画像広告は、シンプルな静止画を使用して商品・サービスを紹介する広告形式です。5秒〜16秒間の短時間で表示され、高品質の画像とキャッチーなキャプションを組み合わせることで、ユーザーの注意を強く引きつけることができます。

画像広告は、視覚的なインパクトを重視するブランドや、商品の魅力を一目で伝えたい場合に効果的です。静止画を使用するため、制作コストが比較的安く、迅速に実施できる点もメリットです。

2.動画広告

動画広告は、15秒の短い動画を使用する広告形式です。30秒未満の動画は全編配信できますが、15秒を超える場合は自動的に1〜3分割されて配信されます。

動きや音声を取り入れることで臨場感のある広告を打つことができ、静止画よりも豊富な情報を伝えられるのが特徴です。製品の使用方法やブランドストーリーを魅力的に伝えるのに適しており、より強いインパクトを残すことができます。

3.カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の画像や動画を一つの広告内でスワイプして表示する形式です。配信できる最大数は10枚で、それぞれのコンテンツにリンクをつけることもできます。

表示される時間は1秒〜15秒です。複数の製品や詳細な情報を一度に伝えられるのが特徴で、ユーザーにより深くブランドや商品について知ってもらうことが可能です。各スライドにCTA(コール・トゥ・アクション)を設定することで、ユーザーにアクションを促すことができます。

4.コレクション広告

コレクション広告は、メインビジュアルと複数のサムネイルを組み合わせて表示する広告です。カタログのように商品を表示できるので、主にeコマース向けの広告に適しています。

ユーザーはサムネイルをタップすることで商品詳細ページに直接移動でき、ショッピング体験をスムーズに楽しめます。オンラインショップや新商品のプロモーションを行う際に効果的な広告です。

インスタのストーリーズ広告を出すメリット

インスタのストーリーズ広告を出すメリット

インスタのストーリーズ広告を出すと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?主な3つのメリットを解説します。

画面全体の広告表示で訴求できる

インスタのストーリーズ広告は、フルスクリーンで表示されるため、視覚的な訴求力に高いことがメリットです。ユーザーの画面全体に広告が表示されることで、視聴者の注意をより強く惹きつけることができ、メッセージをより魅力的に伝えることができます。

視覚的なインパクトに加え、没入感も演出できるので、ブランドの認知度を効率的に高めるのにも有効です。

広告感を抑えて自然に表示できる

ストーリーズ広告は、ユーザーの通常のストーリーズフィードに自然に挿入されるため、広告感を抑えて自然に表示できます。

友人やフォロワーの投稿を閲覧するのと同じ感覚で広告を視聴するため、広告に対する抵抗感が少なくなります。この自然な表示形式によって、ユーザーの関心を引きやすく、広告効果を高められます。

ユーザーのアクションを促せる

ストーリーズ広告は、CTAボタンを配置し、スワイプアップやリンククリックなどのアクションを促すことができます。これにより、ユーザーが広告を見た後に具体的な行動を取る確率が高まります。

例えば、ウェブサイトへのアクセス、商品の購入、アプリのダウンロードなどの行動を、自然な形で効果的に誘導することができます。

インスタのストーリーズ広告の費用目安

インスタのストーリーズ広告の費用目安

インスタのストーリーズ広告の費用は、広告の目的やターゲット設定、競合状況によって変動しますが、最低費用は100円から出稿できます。ただし、低予算で広告を出稿しても効果が測れないため、効果を得たい場合は5万円ほどから始めるのがおすすめです。

基本的には、1インプレッション(表示回数)あたりのコストや1クリックあたりのコストとして計算されます。課金タイプはいくつかあり、それぞれの費用目安は以下の通りです。

  • クリック課金:1クリックごとに50~100円の課金
  • インプレッション課金:1回表示されるごとに課金・1,000回表示で500~1,000円
  • 動画再生課金:動画を10秒以上視聴された場合に課金・1再生ごとに5~7円

ストーリーズ広告は、日毎に予算を決められるほか、広告のパフォーマンスをリアルタイムで監視し、必要に応じて調整することで、効果的な費用対効果を実現できます。

あまり予算をかけずに広告配信したり、様子を見ながら徐々に広告費を上げるなど、ニーズに合った戦略をとりやすいのが魅力です。

インスタのストーリーズ広告の出し方

インスタのストーリーズ広告の出し方

インスタのストーリーズ広告の出稿方法について、4つのステップで解説します。

Facebookページを作成する

インスタのストーリーズ広告を出稿するためには、まずFacebookページを作成する必要があります。Facebookとインスタは連携しているため、広告管理はFacebookのビジネスプラットフォームを通じて行います。Facebookページを作成し、必要な情報を入力することで、広告キャンペーンの管理が可能となります。

まずは、Facebookアカウントでログインし、自社に適切な選択肢を選んでスタートをクリックします。多くの企業が「ビジネスまたはブランド」に該当します。

Facebook作成ページ

その後、「ページの名前」「カテゴリ」を入力し、画面左下の「Facebookページを作成」をクリックします。

その後、プロフィール写真とカバー画像の追加画面が表示されます。アップロードして、左画面下の「次へ」をクリックしてFacebookページを完成させていきます。

最後に左下に「完了」と表示されるので、そのボタンをクリックするとFacebookページの完成です。

完成したFacebookページは以下のように表示されます。

広告マネージャーを開く

次に、Facebookの広告マネージャーを開きます。この広告アカウントは、実際に広告を作成、管理、運用するためのものです。アカウント作成後、支払い情報や広告配信の設定を行います。

広告を作成をクリックして進みましょう。

差別禁止ポリシーの確認と同意が表示されるので、確認後、右下の「同意します」をクリックします。

キャンペーンを設定する

広告アカウントを作成したら、次に広告キャンペーンを設定します。

画面左上の「作成」をクリックしてください。

キャンペーンの目的(例:ブランド認知度、ウェブサイトトラフィック、コンバージョンなど)を選択する画面が表示されるので、目的を選択して右下の「次へ」をクリックします。

キャンペーンの設定を選択します。手動で作成する場合は「手動作成のトラフィックキャンペーン」にチェックを入れましょう。今回は「おすすめの設定」で次へ進みます。

広告を設定する

次に、キャンペーン名やターゲットオーディエンスや予算、スケジュールなどを設定します。

指示の通りに入力したら、画面右下の「次へ」をクリックしましょう。

最後に、実際の広告を設定します。広告クリエイティブ(画像、動画、テキストなど)をアップロードし、配置を選択します。インスタ面に配信するかどうかは「配置」で選択可能です。

アルゴリズムが最適化されているので、自動設定を選択するのがおすすめです。ストーリーズ広告の場合、縦長のフルスクリーン形式での表示が推奨されます。

配信面に最適化する場合は、縦長の画像(9:16)を用意する必要があるので、1080×1920でのクリエイティブを準備して入稿することをおすすめします。

また、CTAボタンを追加し、ユーザーが広告に対して具体的な行動を起こせるように設定します。

画面右側の「広告プレビュー」を確認し、問題がなければ、右下の「公開する」をクリックして完了です。

インスタのストーリーズ広告で効果を出すポイント

インスタのストーリーズ広告で効果を出すポイント

インスタのストーリーズ広告でより大きな効果を出すためには、以下の3つのポイントを抑えることが重要です。

CTAを効果的に活用する

ストーリーズ広告で効果を出すためには、CTA(コール・トゥ・アクション)を効果的に活用することが重要です。CTAボタンを目立たせることで、ユーザーが次に取るべき行動を明確に示すことができます。

例えば、「LEARN MORE」や「SHOP NOW」など、具体的なアクションを促すことで、広告効果をより一層高められます。

また、ブランドの認知度を高めるのが目的であれば、「今すぐ購入」ではなく「詳しくはこちら」というCTAボタンを設置することで、遷移先の内容をユーザーに伝えられ、よりアクションを促しやすくなります。

訴求力を高める工夫をする

広告の訴求力を高めるためには、視覚的な魅力やメッセージの明確さが重要です。動きのある広告や音声を加えたり、重要なメッセージを強調したデザインにするなど、ブランドの魅力を最大限に伝える工夫をしましょう。

短い時間でユーザーの興味を引くためには、広告にテキストを含めるのも効果的です。インパクトのあるビジュアルに加え、伝えたいメッセージをキャッチーな言葉で表現するのがおすすめです。

テキスト・スタンプの配置場所に気をつける

ストーリーズ広告では、テキストやスタンプを活用することで、視覚的な情報を補足し、ユーザーの関心を引くことができます。その際には、テキスト・スタンプの配置場所に気をつけましょう。

効果的に配置して視覚的に一貫性を保つことで、メッセージの伝達力が向上します。独自の配置でスタンプを使用することで、広告に遊び心を加えられ、ユーザーとのエンゲージメント向上にもつながります。

まとめ

まとめ

本記事ではインスタのストーリーズ広告について、出稿方法や費用、効果を出すためのポイントを網羅的に紹介しました。

インスタのストーリーズ広告は、フルスクリーン表示やインタラクティブな要素を活用して、効果的にブランドや商品のメッセージを伝えられる強力なツールです。広告の種類やメリットを理解し、適切な戦略を立てることで、ユーザーのエンゲージメントを高め、ビジネス成果を向上させることができます。

効果を出すポイントをしっかりと押さえ、効果的なストーリーズ広告キャンペーンを実施しましょう。

なお、株式会社ユナイテッドアニマルズが提供するソーシャルメディアアカウント運用代行サービス「&WAKE」では、広告運用代行も行っており、インスタのストーリーズ広告に関するサポートを提供しています。

月額1万円のお手軽プランからご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

菊地 里奈

株式会社ユナイテッドアニマルズにて広報PR、SNS投稿素材の制作を担当。 インフルエンサーマーケティング業務にも従事する。 複数企業のSNS運用にもプランナーとして、制作から運用までサポートを行い、SNSマーケティング全般を守備範囲とする。

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また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。

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