公開日:2025.02.26
更新日:2025.12.21
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【企業向け】SNS複数アカウント運用のメリットは?使い分けのコツや企業事例

「ブランドごとにアカウントを分けるべきか?」「採用専用のアカウントを作るべきか?」
多くの企業のSNS担当者が、このようなアカウント運用に関する悩みを抱えています。複数アカウントの運用は、ターゲットに正確な情報を届けられる強力な手段ですが、安易に数を増やすと管理の手間が倍増し、現場が疲弊してしまうリスクもはらんでいます。
本記事では、複数アカウント運用のメリット・デメリットに加え、失敗しないための判断基準や、リソース不足を解決する効率的な運用体制の構築方法について解説します。
目次
SNSで複数アカウントを運用するメリット

SNSの複数アカウント運用には多くのメリットがあります。ここでは、最適なターゲット層へのアプローチや、多様なニーズへの対応、リスク分散といったメリットを紹介します。
ターゲット(顧客層)に合わせた発信ができる
SNSで複数アカウントを運用することで、ターゲット層ごとに最適なコンテンツを提供できます。たとえば、若年層向けにはトレンドを取り入れたビジュアル重視の投稿や短尺動画が効果的です。
一方、ビジネス層には業界ニュースや専門的な解説記事の発信が適しています。SNSごとの特徴に合わせた最適な発信方法を分析することで、フォロワーのエンゲージメント向上につながります。
ブランドの世界観を統一できる
1つのSNSアカウントでターゲットの異なる商品やサービスをすべて発信しようとすると、投稿のテイストが混在し、ブランドイメージが定まりにくくなることがあります。
アカウントを分けることで、それぞれの商材やターゲット層に特化した「世界観」を作り込むことが可能です。たとえば、高級ラインのアカウントでは洗練されたビジュアルで統一し、採用専用アカウントでは社内の親しみやすい雰囲気を伝えるなど、目的に応じた演出ができます。
各アカウント内でコンテンツのトンマナ(トーン&マナー)が統一されることで、ユーザーにブランドの魅力をより深く、正確に伝えられる点がメリットです。
SNS複数アカウント運用によるリスク分散につながる
複数アカウントの運用は、SNS運営のリスク分散につながります。仮に、1つのアカウントが凍結してしまった際にも、他のアカウントが問題なく稼働していれば、運用の影響を抑えることが可能です。
さらに、特定の市場に対する依存を防ぎ、SNS運用の安定化にも役立ちます。リスク管理を強化し、継続的なSNS運用を実現するためにも複数アカウントの活用は有効な手段です。
SNSで複数アカウントを運用するデメリット

SNSの複数アカウント運用は、管理の複雑化やコンテンツの一貫性の維持といった点に注意が必要です。さまざまなメリットがある一方で、デメリットにも気をつけながら運用しましょう。
コンテンツの一貫性が保ちにくくなる
複数のSNSアカウントを運用すると、ブランド全体の一貫性を維持しにくくなるという課題が生じやすくなります。SNSアカウントごとに投稿の内容やクリエイティブの一貫性が崩れると、フォロワーに混乱を与えてしまう可能性が出てくる点がデメリットです。
企業の公式アカウントは、ブランドメッセージやデザインなどの統一性が重視されるため、一貫性がなくなることで、企業ブランドの信頼性が低下するリスクが高まります。コンテンツの一貫性を保つためにも、各アカウントの役割を明確にし、全体の方針を統一する工夫が必要です。
管理が複雑化する
複数のSNSアカウント運用における大きな課題は、管理の複雑化です。それぞれのアカウントに適した投稿スケジュールの管理やコンテンツの作成、フォロワーとのコミュニケーションなど、多くのタスクが発生します。
たとえば、10以上のSNSアカウントを運用する場合、それぞれのSNSの仕様変更への対応や各プラットフォームに適したクリエイティブの制作が求められます。適切な管理体制を整えなければ、運用効率が低下してしまうおそれがあります。
リソースやコストが圧迫される
複数のアカウントを運用するには、コンテンツ制作、投稿管理、データ分析、ユーザー対応など、多くのリソースが必要です。すべてのアカウントを適切に運用しようとすると、担当者の業務負荷が増大し、他のコア業務に支障をきたす恐れもあります。
予算や人員が限られている企業の場合、無理に内製化せず、外部の専門サービスを利用するのも一つの解決策です。たとえば、株式会社ユナイテッドアニマルズが提供するSNS運用支援サービス「&WAKE」では、戦略設計からクリエイティブ制作、投稿代行までをワンストップでサポートしています。
プロのリソースを活用することで、社内の負担を最小限に抑えつつ、質の高い複数アカウント運用を実現できます。コストと成果のバランスを見極め、効率的な体制を検討しましょう。
詳細:SNSアカウント運用代行 &WAKE(アンドウェイク)|株式会社ユナイテッドアニマルズ
SNSで複数アカウントを作る判断基準

アカウントを安易に増やす前に、自社の状況が複数運用に適しているかを見極める必要があります。ここでは、アカウントを分けるべきケースとそうでないケース、事前に確認すべき項目について解説します。
アカウントを分けるべきケース
ターゲット層や発信目的が明確に異なる場合は、アカウントを分けることをおすすめします。
具体的には以下のようなケースです。
- ブランドや商品ラインナップが複数ある場合
- 「採用」と「集客」で目的が異なる場合
- 展開エリアや言語が異なる場合
高級ラインとカジュアルラインなど、ターゲットが異なる場合は、トンマナ(トーン&マナー)を合わせるためにアカウントを分けるとよいでしょう。また、求職者へ向けた社内文化の発信と、顧客へ向けた商品情報は混在させるとノイズになりやすいため、別アカウントでの運用が効果的です。
国内向けと海外向け、あるいは店舗ごとの地域密着情報を発信する場合も、アカウント分割が適しています。
1つのアカウントを育てるべきケース
リソースや目的によっては、無理に分けず1つのアカウントに集中したほうが良い場合もあります。
- 運用リソースが限られている場合
- ブランドの認知度がまだ低い場合
- ターゲット層が重複している場合
投稿頻度やクオリティを維持できない場合は、まずは1つのアカウントを確実に育てることが重要です。ブランドの認知度が低い場合も、フォロワー分散を防ぐために、まずはメインアカウントで認知を獲得し、影響力を高めることに注力します。
同じ顧客層に対して情報を発信する際も、情報を一元化することでより強いエンゲージメントを生むことが可能です。
複数運用を開始する前に確認すべき項目
複数アカウント運用に踏み切る前に、以下のチェックリストで準備状況を確認するのが重要です。
- 運用体制の確保
- 明確なKPI設定
- コンテンツの供給
- 緊急時の対応フロー
各アカウントに担当者を配置できるか、リソースの確認は必須です。また、アカウントごとに「誰に何を伝え、どのような成果を目指すのか」というKPIの設定も欠かせません。継続的に発信するためのネタや素材が確保できるか、炎上などのトラブル時にどう連携するかといったフローも事前に決めておく必要があります。
これらが整っていない状態でアカウントを増やすと、更新が止まった「休眠アカウント」を生む原因となります。
複数のSNSアカウントを運用する際のリスク対策

SNSの複数アカウント運用では、情報漏洩の防止やブランドの一貫性の維持など、セキュリティ対策が重要です。トラブルを未然に防ぐためにも、具体的なリスク対策方法を紹介します。
情報漏洩を防ぐセキュリティ対策
複数アカウントの運用では、関わる人が多くなるため、情報漏洩のリスクが高まります。企業やブランドの機密情報が誤って公開されると、深刻な信用低下につながるため十分に注意が必要です。
対策として、アカウントのパスワード管理を徹底し、二段階認証を導入することが基本です。また、管理者や運営担当者にはアクセス権限を明確に分け、重要な情報は必要最低限の関係者のみが扱えるようにします。定期的にセキュリティチェックを行い、リスクを最小化する体制を整えましょう。
SNS運用ガイドラインの策定
SNSの複数アカウントを運用する場合、統一したガイドラインの策定が不可欠です。ブランドのトーンや対応指針を定めることで、どのアカウントでもユーザーに同じ企業イメージを伝えることができます。
ロゴの使用規定、推奨される言葉遣い、NGワード、炎上時のエスカレーションフローなどを明文化し、運用者全員に共有します。これにより、担当者が変わっても運用の質を一定に保つことが可能です。
関連記事:【企業向け】ソーシャルメディアポリシーの基礎|ガイドラインの策定法と留意点
ブランドイメージを守る「トンマナ」の統一
ガイドラインに加えて、コンテンツの「トンマナ(トーン&マナー)」の統一も重要です。アカウントごとの投稿の雰囲気が大きく異なると、ユーザーに対して違和感を与えます。すべてのアカウントで、企業ブランドの核心となるメッセージやビジョンを一貫させ、企業のアイデンティティを反映させる必要があります。定期的にクリエイティブのレビューを行い、各アカウントがブランドの方向性から逸脱していないか確認することも大切です。
SNSの複数アカウント運用を成功に導くためのポイント

複数アカウントを運用する際には、成功に導くための戦略を立てることが重要です。適切な運用方法を採用し、効率的に成果を出していきましょう。
SNSごとにコンテンツで差別化を図る
複数アカウントの運用を成功させるためには、プラットフォームの特性に合わせてコンテンツの差別化を図る必要があります。プラットフォームによって特徴が異なるため、同じコンテンツの投稿が最適な内容であるとは限りません。
Instagramでは世界観を重視した画像やリール動画、Xではリアルタイム性を活かしたテキストや短文でのコミュニケーションが有効です。各媒体の文化に合わせて独自性を持たせることで、それぞれのプラットフォームで濃いファンを獲得することにつながります。
アカウントごとにフォロワーの反応を分析する
成果を最大化するためには、アカウントごとにデータを分析し、PDCAを回すことが重要です。
どの時間帯に投稿すれば反応が良いのか、どの種類のコンテンツが保存数やクリック数を伸ばせるのかなどを細かく分析します。得られたデータを次回の投稿計画に反映させることで、運用の精度を高めていくことができます。
キャンペーンやプロモーションを実施する
キャンペーンやプロモーションを定期的に実施することも効果的な方法です。アカウントごとに異なるターゲット層に向け、特別なオファーや限定キャンペーンを実施することで、フォロワーのエンゲージメントを促進できます。
キャンペーンは、単なるフォロワー増加だけでなく、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出や、新商品の認知拡大、購買促進にも大きく寄与します。
関連記事:SNSキャンペーンで参考になる事例8選と失敗しないポイント
SNS運用の専門家に相談する
自社リソースだけでの運用が難しい場合、SNS運用の専門家に依頼することもひとつの選択肢です。SNS運用のプロに相談することで、効率的な運用方法やリスク対策、コンテンツ戦略など、専門的なアドバイスを受けられます。
とくに、10以上のSNSアカウントを運用する場合、各SNSの仕様やクリエイティブへの対応が不十分だと、運用効率が低下し、期待する効果が得られない可能性があります。株式会社ユナイテッドアニマルズが提供する「Marcial」による、複数アカウント運用支援サービスを活用するのも有効です。

出典:クラウド型SNSアカウント分析ソフトLater(レイター)導入支援「Marcial」
ユナイテッドアニマルズはソーシャルメディア管理ツール「Later」の公式パートナーとして、SNS運用の効率化をサポートしています。Laterを活用することで、予約投稿、投稿分析、Linkin.bioを活用した導線設計などが可能になり、複数SNSの運用負担を大幅に軽減できます。
さらに、アカウント開設から運用サポート、導入後のフォローまで一貫して対応しているため、ノウハウが不足している企業でもスムーズに活用できる点が強みです。
複数アカウントの運用に必要なリソースが不足している場合や、SNS運用のノウハウが十分に蓄積されていない企業のご担当者様は、この機会にぜひお問い合わせください。
複数のSNSアカウント運用における企業事例

先述した通り、複数のSNSアカウントをうまく活用することで、ターゲットごとに最適な情報を発信し、ブランドの認知度向上やエンゲージメント強化につながります。
最後に、実際に複数のアカウントを運用している企業の事例を3社ご紹介します。自社で運用する際の参考にしてください。
株式会社ユニクロ

出典:株式会社ユニクロ
株式会社ユニクロは、X、Instagram、TikTokといった複数のSNSを使い分け、幅広い層へのアプローチに成功しています。また、各国で異なる公式アカウントを運営し、地域ごとの市場ニーズに最適化したコンテンツを発信している点も特徴です。
Xでは、新商品やキャンペーン情報を速報性高く発信しています。Instagramでは「Uniqlo Today」などのハッシュタグを活用し、ユーザーのコーディネートを紹介することでコミュニティを活性化させています。TikTokでは若年層向けにトレンドを意識した動画を展開するなど、媒体特性を最大限に活かしています。
スターバックスコーヒージャパン株式会社

スターバックスコーヒージャパン株式会社は、各SNSでブランドの世界観を統一しながら、異なる角度からエンゲージメントを高めています。
Instagramでは、新作フラペチーノやグッズの美しいビジュアルを中心に投稿し、ブランドへの憧れや来店意欲を醸成しています。Xでは、発売日のカウントダウンやユーザーとのリプライ交流を行い、SNS上のトレンド作りを意識しています。また、LINEではクーポンの配布やモバイルオーダーへの導線を作り、実用的な顧客利便性の向上につなげています。
トヨタ自動車株式会社

出典:トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社は、Xを用途ごとに複数の公式アカウントで運用し、情報の棲み分けを行っています。「@TOYOTA_PR」では、トヨタ自動車のニュースや社会貢献活動を発信し、「@ToyotaMotorCorp」は海外市場向けの情報発信がメインです。
また、トヨタ自動車のモータースポーツファン向けの公式アカウント「@GazooRacingJP」では、レース結果やチーム活動の情報を発信しています。このように、ブランドの多面性を活かし、幅広いターゲットとのコミュニケーションを取ることに成功しています。
まとめ:SNSで複数アカウントを活用し、企業のファン獲得と売上を最大化
SNSの複数アカウント運用は、企業にとってターゲットの最適化や、SNS運用におけるリスク分散のメリットがあります。一方で、管理の複雑化や運用コストの増加といった課題にも注意が必要です。
SNSの複数アカウント運用を成功させるためには、ブランドの一貫性を保ちながら、各プラットフォームに合わせたコンテンツで差別化を図ることが重要です。しかし、これらをすべて社内リソースだけで完結させるのが難しい場合もあります。
運用体制やノウハウに不安がある場合は、株式会社ユナイテッドアニマルズの「&WAKE」へご相談ください。多くの企業を支援してきた実績をもとに、貴社のSNS複数アカウント運用を成功へと導く最適なプランをご提案します。専門家の知見を取り入れ、SNS運用の効果を最大化させましょう。
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ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。
また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。
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