2023.09.07
SNS広告
【Instagram(インスタ)広告】効果的な出し方や注意点を解説
Instagram(インスタ)広告を活用すると、写真や動画で視覚的な訴求ができます。
特にブランドや商品の認知度を高めたい場合に効果を出しやすく、多くの企業が利用しています。
しかし、広告運用の方法を理解していないと、失敗してしまう可能性が高くなります。
本記事では、基本的なInstagram広告の出し方、効果的な出稿方法、初心者が気をつける注意点を解説します。
目次
Instagram広告の出し方 5つのステップ
Instagramの広告を出す方法は、下記の5つのステップで進めましょう。
- ビジネス用のFacebookアカウントの作成
- 出したい目的・ターゲットに合わせた広告の用意
- Meta BusinessSuiteで広告キャンペーンの作成
- 広告クリエイティブの設定
- 支払い方法の設定・広告の掲載
各ステップについて詳しく紹介します。
1.ビジネス用のFacebookアカウントの作成
Instagram広告を出したい場合は、まずFacebookのビジネス用アカウントとビジネスマネージャーを作成しましょう。
Instagram広告はFacebook広告と同じ広告管理画面(ビジネスマネージャー)を使用して細かい設定をおこないます。
ビジネスマネージャーに関しては、作成したFacebookのアカウントにログイン後、必要事項を入力すると開設可能です。ビジネス用Facebookアカウントとビジネスマネージャーの開設が終わった後は、Metaアカウントセンターに移動して、Instagramのアカウントと連携させます。
Instagramのアプリを起動後に、下記の流れで連携させると完了です。
【InstagramとFacebookの連携方法】
- Instagramのアプリ起動
- プロフィール画面
- 設定
- アカウント
- プロアカウントに切り替える
- 必要事項の入力
- Metaアカウントセンターに移動
- Facebookのアカウントを追加リンク
2.目的・ターゲットに合わせた広告の用意
Facebookのアカウントやビジネスマネージャー・Instagramの設定が終わった後は、目的やターゲットに合わせた広告を用意します。
Instagramの広告には下記の5つの広告があります。
広告の種類 | 特徴 |
ストーリーズ広告 | スマホ全体に表示できる |
リール広告 | 写真や文字よりも多くの情報を提示できる |
発見タブ広告 | 新しいコンテンツを探しているユーザーに対してアプローチできる |
フィード広告 | 幅広いユーザーに閲覧してもらいやすい |
ショッピング広告 | 商品名や価格を記載した「商品タブ」を掲載可能 |
たとえば発見タブ広告は、投稿を閲覧している興味や関心に基づいた表示をしてくれる広告です。ユーザーが能動的に情報を探している状態でもあるため、魅力的なサービス・商品であることが伝わる動画を作るとリーチ獲得に繋げやすい傾向にあります。
他にもリール広告は動画広告や画像広告が可能で、ダイナミックな訴求ができます。
広告の種類に合った動画・画像による宣伝が重要になるため、目的やターゲット層を明確にして広告動画・広告画像を用意しましょう。
3.広告マネージャから広告キャンペーンの作成
Facebookのブラウザを起動させると、上記画像のように左の欄に「広告マネージャ」が登場します。広告マネージャを活用すると、Facebookの広告だけでなくInstagramの広告を作成可能です。広告マネージャのビジネスアカウントを起動すると下記の画面に移動します。
下にスクロールさせると広告作成ボタンが出てくるので、Instagramの広告を作成していきましょう。広告の作成に進むと、広告を作成する6つの目的が表示されます。
目標を選択したあとは、下記の内容を設定します。
- ウェブサイトのURL
- メディアの説明
- 画像・動画の設定
- ボタンラベル
- オーディエンス
- 掲載日時と時間
- 1日の予算
- 配置
- 支払い方法
配置に関しては、手動配置を選択するとプラットフォームや掲載場所の選択が可能です。
カーソルを合わせると動画や画像のおすすめサイズが出てくるので、作成した広告のサイズが合わない場合は調整してください。
1日の予算を多くするとリーチ率やリンクのクリック率が期待できます。1日の予算設定可能額は、下限100円上限はなしです。広告を配信する期間の間で、予算が決まっている場合は通算予算を設定すると予算を超える心配がありません。
4.広告クリエイティブの設定
広告キャンペーン作成後、公開する前に広告クリエイティブの設定をしましょう。
広告クリエイティブは、広告に使用するメディア・テキスト・リンク先・トラッキングの設定をします。なかでも「コールトゥーアクション」は広告を見た人に行ってほしいアクションを示すボタンになるため、設定を忘れないようにしてください。
実際に掲載する広告のプレビューを確認できるので、公開前に確認しておくと広告掲載時の雰囲気を掴めます。
5.支払い方法の設定・広告の掲載
広告掲載に必要なすべての情報を設定したあとは、「公開する」ボタンを押して支払い方法を設定しましょう。
支払い方法を設定する際には、納税者識別番号や住所登録のほかに、支払い方法の選択を行います。
支払い可能方法は下記の3つです。
【対応可能な支払い方法】
- デビットカード
- クレジットカード
- PayPal
支払い方法の設定はキャンペーン広告作成までも問題ありません。支払い方法の設定が終わったあとは実際に広告が掲載されますので、掲載された広告の状況を分析しながら反応を確認してください。
Instagram広告のやり方とおさえるべき4つのポイント
Instagramの広告をこれから始めようと考えている人は、下記の4つをおさえましょう。
- 目的・ターゲットを明確化する
- 視覚性に優れた広告を用意する
- 広告の種類別の特徴を把握する
- Instagram広告の効果測定を活用する
目的・ターゲットを明確化する
Instagramの広告を始めるうえでは、目的やターゲットの明確化が欠かせません。目的やターゲットを明確にすることで、Instagramの広告効果アップが期待できるでしょう。
たとえば商品が50代向け商品なのにもかかわらず、20代や30代に向けたターゲット設定をしていても広告効果は出にくいです。広告の目的も売上アップ・アプリの宣伝・リード顧客の獲得などさまざま存在し、明確化していなければ的確な広告掲載をできません。
広告効果を出すためにも、目的やターゲットの明確化をしましょう。
視覚性に優れた広告を用意する
広告を作る際には、視覚性に優れた広告を意識するようにしてください。InstagramはX(Twitter)やFacebookなどの他の広告に比べて、動画や画像に慣れたユーザーが多いのが特徴です。
たとえばフィード広告を掲載したい場合は、正方形の広告が良いでしょう。Instagramの印象から縦長の広告を用意してしまう人が多いですが、縦に長いと上下の端の部分や下記のテキストが視認しづらいです。
掲載したい広告の種類に合わせて、視覚性に優れた動画や画像を用意してください。
広告の種類別の特徴を把握する
広告の種類別の特徴・特性を把握しておくことは大切です。Instagramの広告は下記の9つと種類が豊富で、特性を把握していなれば広告の効果がでなくなります。
- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- リール広告
- 発見タブ広告
- フィード広告
- ショッピング広告
たとえばリール広告は新しいコンテンツ探しをしている人におすすめの広告で、10秒から30秒以内の動画を用意するのがおすすめです。(※1)
※1参照:Meta「動画Instagramリール」
しかしリール広告は仕様上15分までの動画を配信可能なため、長く作りすぎてしまうとユーザーにスキップされやすいです。広告の種類によって特性が異なるので、それぞれの特徴を把握した上で動画・画像を作成してください。
Instagram広告の効果測定を活用する
Instagramの広告を始める際には、効果測定ツールを活用しましょう。効果測定を行うことによって、広告の成果の可視化が可能でアカウントの方向性や改善点を発見できます。
効果測定を行わず投稿しているだけの状態では、広告を掲載した目的や目標に合わせた改善点や成果が見えづらいです。「最終的に達成したい最重要指標:KGI」を設定して効果測定を行うと、目的や目標に対する改善点・成果が見えやすくなります。
Instagramの広告を掲載したい場合は、効果測定を行うようにしてください。
Instagram広告5つの種類と特性
Instagramの代表的な広告は、下記の5種類です。
- ストーリーズ広告
- リール広告
- 発見タブ広告
- フィード広告
- ショッピング広告
各広告の種類ごとの特性について解説しますので、参考にしてみてください。
ストーリーズ広告
Instagramのなかでもストーリーズ枠を活用して配信する広告です。他の広告とは異なりスマホの画面全体に表示できる点が最大の特徴になります。
画像や動画を作成する際には、下記の内容を参考にして作成しましょう。
【フィード広告推奨デザイン・テキスト・技術要件】
デザイン推奨事項 | テキスト推奨事項 | 技術要件 |
|
メインテキスト:125文字以内 |
|
スマホの画面全体で表示されるため多くの人の印象に残りやすいものの、最初の数秒が重要です。たとえばテキストだらけの内容だった場合、興味を持たずにすぐにスワイプされます。
リンク先の誘導やブランド・商品をアピールしやすい動画になるので、最初の数秒にユーザーの興味を惹くような動画・画像を作成してください。
リール広告
Instagramユーザーのリール投稿の間に表示されるインフィード広告です。いいねやシェア機能・保存などもできる広告なので、Instagram広告の中でもユーザーが身近に感じやすい仕様になっています。
リール広告の動画を作成したい場合は、下記のデザインやテキスト推奨事項・技術要件をチェックして作りましょう。
デザイン推奨事項 |
|
下記は、画像を使ってリール広告を掲載する際の推奨事項です。
デザイン推奨事項 | テキスト推奨事項 | 技術要件 |
|
|
|
リール広告は通常のリール広告と同様に表示されるため、広告だと判断せずに最後まで閲覧される可能性が高いです。特に商品やブランドの世界観を作った画像・動画にすると、動画や内容に興味を持ってもらえます。
発見タブ広告
Instagramの発見タブは検索と同じページにあり、フォローされていないアカウントにも表示できる広告です。
製品やサービス・ブランドの紹介ができるだけでなく、新しいコンテンツを探しているユーザーに対してアプローチできる点が最大の魅力になります。
デザイン推奨事項 | テキスト推奨事項 | 技術要件 |
|
メインテキスト:125文字以内 |
|
新しい情報を探しているユーザーに対してアプローチできるため、リード獲得やブランド・サービス認知拡大を目的としている場合に活躍します。
フィード広告
Instagramのフィード広告は、カルーセルフォーマットを活用して広告を掲載します。
画像・動画を作る際には、下記の内容を参考にして作りましょう。
【フィード広告推奨デザイン・テキスト・技術要件】
デザイン推奨事項 | テキスト推奨事項 | 技術要件 |
|
|
|
フィード広告はタイムラインのことを指し、Instagramを起動した際にすぐに表示されるメインコンテンツです。幅広いユーザーに閲覧してもらいやすく、リーチ獲得目的の場合におすすめの広告になります。
ほかにも、下記の情報だと興味を持ってもらいやすいです。
- 商品やサービスの最新情報
- 企業やブランドの最新情報
- セールやキャンペーン情報
- 役立つ豆知識などの情報
多くのユーザーが目にするため、クリエイティブな動画や画像・テキストにするのがおすすめです。
ショッピング広告
ショッピング広告はブランドのメディアと同じように商品の説明とともに商品画像や動画を掲載できる広告です。インフィードやタイムライン・発見タブからチェックしてもらえるため、ECサイトへの誘導をしやすい点が特徴になります。
通常の広告とは異なり、商品名や価格を記載した「商品タブ」を掲載可能で、気になる商品を見つけてからの購入までの手順が簡単な点がユーザーの魅力です。
ECサイトを運用している場合は、ショッピング広告の活用をおすすめします。
Instagramの効果的な広告の出し方5選
Instagramの広告をはじめる際に、効果的な広告の出し方は下記の5つです。
- 物の価値ではなく経験的価値の訴求
- ユニークな動画でブランドやキャンペーン周知
- 連携キャンペーンを設定
- Instagramに馴染む広告を作成
- ハッシュタグを活用
それぞれの出し方について解説しますので、参考にしてみてください。
物の価値ではなく経験的価値の訴求
Instagramは画像だけでなく動画を活用して広告を掲載できるため、経験価値を訴求する内容にします。たとえば家電製品を紹介したい場合、スペックなどの情報はWebサイトや店頭で確認できます。
物の価値を紹介するのではなく、電化製品を実際に購入したあとにどのような経験が得られるのか、生活が豊かになるのかを訴求すると興味を惹きやすいです。
広告の内容をできるだけ経験的な価値が訴求できる内容を意識してみてください。
ユニークな動画でブランドやキャンペーン周知
効果的な広告を出したい場合は、ユニークな動画を意識して作ることが大切です。ユニークな動画や画像はユーザーの興味を惹きやすく、ブランドやキャンペーン情報を周知しやすいです。
特にInstagramは他のSNSとは異なってクオリティ・クリエイティブな動画・画像を求められている傾向があります。
たとえば商品の紹介をしているだけでの画像や動画だけでは、広告だと判断されやすいです。
しかしユニークでユーザーの興味を惹く内容が動画再生から数秒以内に作られていると、動画を最後まで見てもらいやすくなります。
世界観やユニークさを意識した動画はブランドやキャンペーン周知をしやすいので、意識して作成してみてください。
連携キャンペーンを設定
Instagramに広告を出す際には、連携キャンペーンを設定すると効果が出やすいです。
たとえばInstagramの広告から専用のLPに飛び、そこから購入してくれた人は通常価格より20%割引価格で購入できるとなるとお得に感じます。
キャンペーン連携サービスを活用するとメディアやECサイトに誘導しやすいので、連携キャンペーンも検討してみてください。
Instagramに馴染む広告を作成
Instagramで効果的な広告を出したい場合は、Instagram専用画像・動画を作成します。画像や動画を作成する際には時間や費用がかかるため、使い回しをする企業も少なくありません。
しかし広告サイズは、下記のように異なります。
X(Twitter) | LINE | ||
画像アスペクト比 推奨ピクセル |
1:1 1,080☓1,920 |
1.91:1または1:1 800☓418 800☓800 |
Card 1200☓628 Square 1,080☓1,080 |
動画アスペクト比 推奨ピクセル |
9:16 500☓888以上 |
16:9または1:1 800☓450 800☓800 |
16:9または1:1 |
サイズが合っていない広告は見ても違和感を感じやすく、スワイプされやすくなります。Instagramの広告を活用したい場合は、専用の動画や画像を作成してください。
ハッシュタグを活用
Instagram広告はハッシュタグ機能を使って投稿することも可能です。ハッシュタグ機能はブランド認知の拡大をしたい場合におすすめで、ユーザーの興味を引きやすくなります。
たとえば、ブランドのハッシュタグをタップしたユーザーは、投稿・掲載している自社のコンテンツ全てを閲覧可能です。ユーザーの商品やサービスへの興味関心を高めることができるため、ハッシュタグも積極的に活用しましょう。
Instagram広告でブランド認知を高めよう!
Instagramの広告を上手に活用できると、ブランド認知を高められるだけでなくECサイトや自社メディアへの誘導もできます。
効果的な出し方をしたい場合は、経験的な訴求や専用の広告作成・連携キャンペーンなどの活用がポイントです。
Instagram広告の種類ごとの特性を知っておくと、効果的に広告を出せます。
効果的な広告を出すために、さまざまな点を意識しながら広告・キャンペーン作成をしてみてください。
SNS運用代行・マーケティング支援なら
ユナイテッドアニマルズへ
ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。
また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。
資料請求のご希望やご相談はお気軽にお問い合わせください。
資料請求・お問合せはこちら