2024.10.02
インフルエンサーマーケティング
【企業向け】マイクロインフルエンサーとは?定義や起用メリット、探し方などを徹底解説
マイクロインフルエンサーとは、フォロワーが1万〜10万人程度のインフルエンサーを指します。
マイクロインフルエンサーを起用することで、特定のテーマや分野に特化したフォロワーからの高いエンゲージメントを獲得できるため、多くの企業が自社商品やサービスをPRする際に活用しています。
本記事では、マイクロインフルエンサーの定義をはじめ、基礎知識や起用するメリット、探し方までわかりやすく解説します。
マイクロインフルエンサーとは?
マイクロインフルエンサーとは、前述した通りフォロワー数が1万〜10万人程度のインフルエンサーを指します。ニッチな分野で特定のターゲット層に影響力を持つのが特徴です。
フォロワーとの距離が近く、親しみやすさや高い信頼感があるため、フォロワーの購買意欲や行動に直接的な影響を与えることができます。また、マイクロインフルエンサーは案件の受注経験がある人が比較的多い傾向にあり、プロモーションへの応用力が高いのも魅力で、起用する企業が増えています。
マイクロインフルエンサーをプロモーションに起用することで、特定の市場やテーマに強い関心を持つコミュニティ内で、高いエンゲージメント率が期待できます。
インフルエンサーの定義
インフルエンサーとは、SNSやブログ、YouTubeなどのプラットフォームで多くのフォロワーを持ち、世間に対して大きな影響力を持つ個人を指します。自身の持つ知識やライフスタイルを活かした魅力的なコンテンツを作成し、発信することでフォロワーの支持を集めます。
フォロワーに対してさらに情報発信を行うことで、フォロワーの購買行動や意思決定、趣味嗜好などに影響を与えます。おすすめした商品やサービスが話題になったり、売れたりするなど強い影響力があるため、プロモーション活動などに起用する企業やブランドが増えています。
これまでは「影響力のある人物」といえば、おもに芸能人やスポーツ選手などに限られていましたが、SNSの普及により、一般人も大きな影響力を持つようになりました。
インフルエンサーを起用することで、単なる広告にとどまらず、リアルな体験談やレビューを通じて消費者の信頼を得られるプロモーションが実施できる点も大きな魅力です。
インフルエンサーの種類と特徴
インフルエンサーはフォロワー数や影響力に応じて大きく4つのタイプに分類されます。
各タイプに異なる特徴や強み、適正があるため、それを理解してブランドやプロモーションに最適なインフルエンサーを選びましょう。
ナノインフルエンサー
ナノインフルエンサーは1,000〜1万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。人数が少ない分、インフルエンサーとフォロワーとの距離が近く、親密な関係性を築いているのが特徴です。
狭いコミュニティ内で活動しているため、趣味などをシェアする小規模な集団と強いつながりを持つ傾向にあります。フォロワーとの信頼関係が深いため、おすすめした商品やサービスへの信頼度やエンゲージメント率が高いという強みもあり、ニッチな市場でのプロモーションや地方におけるビジネスで特に効果的です。
マイクロインフルエンサー
マイクロインフルエンサーは、先述した通り、1万〜10万人程のフォロワー数を持つインフルエンサーで、4種類のインフルエンサーの中間に位置します。
フォロワーとの交流が頻繁で、信頼関係が深いため、後述するミドルインフルエンサーやメガインフルエンサーより親しみを感じさせつつ、より広範囲にわたりフォロワーの行動や購買に影響を与える層です。全体的にバランスの取れたインフルエンサーといえます。
ただし、マイクロインフルエンサーは特定のテーマやジャンルで活動していることが多く、特定の範囲外への影響力はそれほど強くはない傾向にあります。起用する際には自社の商材やターゲット層、戦略とマッチしているかを見極めることが大切です。
ミドルインフルエンサー(パワーインフルエンサー)
ミドルインフルエンサーは、フォロワー数が10万人から100万人程のインフルエンサーです。「パワーインフルエンサー」とも呼ばれます。マスメディアへの露出は少ない傾向にありますが、SNSやYouTubeなどの限られたプラットフォームで強い影響力を持ち、限定的ながら人気があります。
ユニークなキャラクターで多くのフォロワーからの支持があり、個人の意見や経験をもとにしたオリジナリティの高いコンテンツを提供しているのが特徴です。商業的なプロモーションに柔軟に対応でき、フォロワーとの距離感も適度に近いため、有名人に比べ親近感があることから、最近では大規模なキャンペーンやイベントでの起用が増えています。
ただし、広範囲への発信が可能である一方、強いリーチ力は期待しにくいという側面もあることを覚えておきましょう。
メガインフルエンサー(トップインフルエンサー)
メガインフルエンサーは、フォロワー数が100万人以上のトップクラスの影響力を持つインフルエンサーです。トップインフルエンサーとも呼ばれ、芸能人や著名人なども多く存在します。
SNSだけではなく、全メディアにおいて絶大な影響力を誇るインフルエンサーであり、その影響力の大きさから、大規模なプロモーションやブランドの認知度向上に利用される傾向にあります。
基本的に起用する際には高額の広告宣伝費が必要になるため、十分な予算を確保しておく必要があります。他のインフルエンサーに比べてコストが高いため、思ったような費用対効果が得られない場合もあります。
信頼性よりも知名度が優先されるケースもあり、リーチに対するリアクションは比較的弱いという側面があることにも注意が必要です。自社の予算やリソース、目的と照らし合わせて慎重に吟味したうえで起用するかどうかを決定しましょう。
マイクロインフルエンサーを起用する5つのメリット
このパートでは、フォロワー数1万~10万人のマイクロインフルエンサーを起用するメリットを5つ紹介します。
特定のターゲットにリーチできる
マイクロインフルエンサーは、特定の分野や興味を共有するフォロワーを持つため、狙ったターゲット層にピンポイントでリーチすることができます。
例えば、美容やフィットネス、ゲームといった特化されたカテゴリーで活動するマイクロインフルエンサーは、その分野に興味を持つフォロワーとの強い結びつきを持っています。そのため、一般的な広告よりも効果的にターゲット層にメッセージを届けることができ、高い費用対効果が見込めます。
ユーザーとの距離が近い
マイクロインフルエンサーは、フォロワーとの距離感が近く、高い信頼を得ています。フォロワーからのコメントやメッセージに頻繁に応じるなど、フォロワーとの親密な関係を築いているため、プロモーションの効果をより一層高め、商品やサービスの紹介がより自然で信頼性の高いものとして受け入れられます。
フォロワーは、インフルエンサーからの情報を身近な友人からのアドバイスのように感じるため、企業側としては、広告感を弱めつつも、高い訴求力を発揮することが可能です。
コストパフォーマンスが高い
マイクロインフルエンサーの起用は、コストパフォーマンスの高さが魅力です。メガインフルエンサーに比べてフォロワー数は少ないものの、コストを抑えながらよりターゲットに近いユーザーにリーチでき、高い広告費用対効果が期待できます。
複数のマイクロインフルエンサーを組み合わせて起用することで、広範囲かつ深い影響力を持つキャンペーンを展開することも可能です。限られた予算内で最大の効果を得られるでしょう。
エンゲージメント率が高い
マイクロインフルエンサーは、フォロワーとの密接な関係を築くため、高いエンゲージメント率を持つことが特徴です。フォロワーはマイクロインフルエンサーの意見や投稿に対し、積極的にコメントやシェア、いいねを行います。
高いエンゲージメント率は、単にフォロワー数の多さに依存しない影響力を生み出し、プロモーションの成果を最大化する効果があります。
メガインフルエンサーに比べて起用しやすい
マイクロインフルエンサーは、ミドルインフルエンサーやメガインフルエンサーと比べて起用のハードルが低く、柔軟なコラボレーションができるため、起用しやすいというメリットがあります。企業やブランドの規模に関わらず、予算や目的に応じて臨機応変にプロモーションプランを組むことが可能です。
また、マイクロインフルエンサーはプロモーションに対する応用力が高く、商品の特性やブランドイメージに合わせた自然な投稿を行います。
このような柔軟性は、ブランドとインフルエンサー双方にとって利益のある関係を築くことができる大きなポイントであり、企業にとって起用しやすい要因の一つです。
マイクロインフルエンサーの探し方
マイクロインフルエンサーを探す方法を3つ紹介します。
SNSの活用
SNSはマイクロインフルエンサーを探す最も手軽な方法です。Instagram、X(Twitter)、YouTubeなどのプラットフォームで、関連するハッシュタグやキーワードを検索することで、影響力のあるインフルエンサーを見つけることができます。
フォロワー数だけでなく、投稿内容やエンゲージメント率も確認することで、自社のターゲット層により適したインフルエンサーがどうかを見極められます。起用する際にはSNSでのやりとりを通じて、インフルエンサーとの関係構築を行いましょう。
インフルエンサーマーケティングツールの活用
専用のインフルエンサーマーケティングツールを利用することで、効率的にマイクロインフルエンサーを探すことができます。これらのツールでは、フォロワーの属性やエンゲージメント率、過去のプロモーション実績などを細かく分析でき、最適なインフルエンサーを素早く見つけ出せます。
さらに、インフルエンサーとの連絡や契約、効果測定までを一元管理できるツールもあり、プロモーションの実施をよりスムーズに進めることが可能です。
キャスティング会社への依頼
信頼できるキャスティング会社に依頼することも、マイクロインフルエンサーを見つける一つの手段です。キャスティング会社は豊富なデータベースと専門知識を持ち、企業のニーズに合ったインフルエンサーを提案してくれます。
また、企業によっては契約やプロモーションの進行管理、効果測定なども一括して行ってくれるため、手間を省きながら高品質なプロモーションを展開することが可能です。専門的なサポートを受けることで、より戦略的にマイクロインフルエンサーを活用し、効果的な施策を実施できます。
なお、株式会社ユナイテッドアニマルズが提供するデータドリブンインフルエンサーマーケティングサービス「STARLIA」では、課題に合わせたインフルエンサー選定のほか、企画から実施・振り返りまでワンストップで対応しています。
インフルエンサーを起用した施策を実施したいものの、「どのように採用したらいいかわからない」「費用が高い」など、お悩みの方も多いと思います。
「STARLIA」では、タレントからマイクロインフルエンサーまで広いネットワークを保有しており、独自フォロワー分析手法と長年の積み重ねで築いたネットワークでビジネスの成功をサポートします。
まとめ
本記事では、マイクロインフルエンサーの定義をはじめ、基礎知識や起用するメリット、探し方まで網羅的に解説しました。
マイクロインフルエンサーの起用は、特定のコミュニティ内で高い影響力を持ち、ターゲット層にピンポイントで訴求したい企業やブランドにとって、魅力的な手段です。高いエンゲージメントが期待でき、コストパフォーマンスも優れています。
企業がマイクロインフルエンサーの特性を理解し、戦略的に活用することで、ブランドの価値向上やビジネスの大きな成長を見込めます。
インフルエンサーマーケティングに関して少しでもお悩みの方、関心がある方は、データドリブンインフルエンサーマーケティングサービス「STARLIA」へ、お気軽にお問合せください。
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ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。
また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。
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