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インスタ運用がうまい企業12選!企業ごとの成功事例や特徴を紹介

インスタ運用がうまい企業12選!企業ごとの成功事例や特徴を紹介

近年ではインスタ(Instagram)を活用して、企業が自社商品の認知拡大やブランディング、集客に成功している例が数多く見受けられます。インスタは若年層だけでなく、男女問わず幅広い年齢層のユーザーが日々利用しているSNSです。

しかし、自社でインスタ運用に挑戦したものの、自社でのノウハウや知見に乏しく、やっては見たけど成果が出なかったという声も耳にします。

本記事ではインスタ運用がうまい企業事例12選を紹介し、参考になるポイントを中心に解説します。ぜひ、自社のインスタ運用の参考にしてください。

インスタ運用がうまい企業事例12選

インスタ運用がうまい企業事例12選

インスタ運用がうまい企業事例12選をご紹介します。

  • ニトリ:家具及びインテリア用品のリーディングカンパニー
  • ニトリデコホーム:ニトリからうまれたインテリア雑貨のお店
  • MUJI無印良品:フォロワー数は脅威の300万人超え
  • 北欧、暮らしの道具店:専任チームを置かずにインスタ運用に成功
  • ベルメゾンデイズ:「ストーリーズ×URL×ハイライト」の導線に定評
  • Re:CENO(リセノ):ストーリーズにて毎月の新商品を紹介
  • salut!(サリュ!):リール動画にて実際の商品の使い方を提案
  • unico(ウニコ):「あつまれ どうぶつの森」とのコラボ施策
  • ACTUS(アクタス):個人だけでなく法人を意識した訴求
  • IDÉE(イデー):実用面だけでなくアート性を重視
  • FLYMEe(フライミー):豊富な商品数を武器に、多種多様な投稿を展開
  • タカラスタンダード:有名女優を起用したキャンペーンを実施

※掲載している情報は2024年4月時点です

ニトリ

引用元:@nitori_official

ニトリは家具及びインテリア用品を販売する、小売業界の大手企業です。日本国内に773店舗、世界に129店舗のチェーンストアを展開しています。(2023年3月31日現在)

実際にニトリで販売している商品の効果的な活用方法を紹介し、利用者がどのようなアイテムを揃えれば良いか、わかりやすく閲覧することができます。

ユーザーがハッシュタグやメンションをつけて投稿すると、ストーリーズで紹介するなど、顧客との交流を重視している点も好印象です。

基本的に毎日投稿されており、フォロワー数は145万人を超えています。家具やインテリアなどの小売業界の中では、まず参考にしたいアカウントです。

ニトリデコホーム

出典元:@decohome_nitori

ニトリデコホームは、ニトリからうまれたインテリア雑貨のお店です。普段使いの日用品から、部屋にアクセントが加わるようなアイテムをお手頃価格で提供しています。

商品を全面に押し出しながら、文字などの装飾を抑えて可愛らしくシンプルなテイストにまとめています。

また、知名度向上の一環として、新店舗開店をお知らせする投稿も見受けられます。ニトリのアカウントと同様に、ユーザーの投稿を取り上げるなど、双方向のコミュニケーションを意識する点は企業事例として活用できるでしょう。

MUJI無印良品

出典元:@muji_global

MUJI無印良品は、1980年に日本で誕生し、衣服・生活雑貨・食品という幅広い商品を扱っています。「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を原則としており、簡潔かつ高品質な商品が特徴です。

シンプルかつ機能的なデザインが特徴の商品と、ビジュアルが重視されるインスタとの親和性が高く、一つひとつの投稿が世界観として馴染みやすいのがポイントです。

定期的に人気商品ランキングを投稿するなど、ユーザーが知りたい情報を網羅的にまとめており、フォローするメリットを明確に感じられる点は参考になります。

北欧、暮らしの道具店

出典元:@hokuoh_kurashi

北欧、暮らしの道具店は、2007年にヴィンテージの北欧食器を扱うECサイトとして誕生した企業です。インスタのアカウントは2014年に開設され、現在は130万人を突破しています。

写真の色彩に統一感を持たせることで、実際に使用しているかのような姿を演出することに工夫を凝らしています。

注目すべき点として、運営企業であるクラシコムにはSNS専任の運用チームが存在しません。代わりに、月1回のグロース会議を通じて情報の共有と意思決定を行いながら、各々の部署が業務の傍らで運用を行っています。

「インスタ運用の専任チームを置かないと、うまくいかないのではないか」と考えているマーケティング担当者にとって、貴重な参考事例となるはずです。

ベルメゾンデイズ

出典元:@bellemaison_days

ベルメゾンデイズは、ベルメゾンを代表するブランドとして2015年に誕生し、「今日より明日、明後日が楽しくなる暮らしの提案」を掲げるファッション・インテリア雑貨のブランドです。

動画形式や文字の装飾は一切なく、写真のみで商品や世界観をアピールしています。一方でキャプションは丁寧に書かれています。

ハイライト機能によってカタログや特集を掲載しており、ストーリーズ内のリンクから簡単にサイトの情報を確認可能です。ストーリーズ×URL×ハイライトの組み合わせによって、ユーザーを指定のWebページに誘導する動線は参考になります。

Re:CENO(リセノ)

出典元:@receno.interior

Re:CENO(リセノ)は、「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」をコンセプトに、インテリアの楽しさを伝えることをモットーとするインテリアブランドです。

全体的に色合いや情報の見せ方に統一感があり、素材のあたたかさを重視した鮮やかながらも落ち着いた色合いが特徴です。

ストーリーズでは毎月の新商品を紹介し、ハイライトとして掲載しています。また、スタッフ募集を掲載するなど、インスタの世界観や企業理念に共感してもらうことで、よりマッチする人材採用に活かしている点も特徴です。

salut!(サリュ!)

出典元:@salut_shop

salut!(サリュ!)は「まいにちインテリア」をテーマに、気軽なインテリア選びを提案するインテリア雑貨店です。

アイアンウッドワゴンを「玄関下のデッドスペースを有効活用できる」という趣旨で紹介し、サムネイルから一目でアピールしたい内容をリールで伝えています。

実際に商品の利用シーンを提案することで「我が家でも活用できるかも」と具体的なイメージを湧かせることができます。

unico(ウニコ)

出典元:@unico_fan

unico(ウニコ)は「自分らしくいられる心地良い空間づくり」というコンセプトを大切に、オリジナル家具やセレクト雑貨を提案するライフスタイルショップです。

ニンテンドースイッチのソフトである「あつまれ どうぶつの森」を活用し、自社のアイテムをプロモーションした事例は、非常に斬新かつユニークです。

流行に乗りながらフォロワー以外への拡散を狙うのは、インスタのみならずSNSマーケティングの理想的な展開例です。実際に取り組むには準備が必要ですが、今回の取り組みは意欲的な施策として評価されています。

ACTUS(アクタス)

出典元:@actus_press

ACTUS(アクタス)は「ひとの力を信じ、真に豊かな人生を創造する。」をミッションとして、小売・卸売・アパレル・カフェ&レストランなど幅広い販売チャネルを提供する企業です。

ACTUS for PROFESSIONALでは、法人向けの「空間プロデュース」を行っており、プランニングから、設計、施工管理までをトータルして手掛けています。

全体的に落ち着いた色合いで統一されており、見ていて飽きることがありません。また、リールのサムネイルが色鮮やかで、上手に活用しています。

法人向けに自社の価値観や理念や商品を訴求したい場合にも、インスタを活用できる参考事例です。

IDÉE(イデー)

出典元:@lifewithidee

IDÉE(イデー)は「美意識のある暮らし」をコンセプトに、1982年にスタートした日本のインテリアブランドです。インテリアグッズの販売だけでなく、インテリアコーディネートサービスも手掛けています。

家具単体だけでなく、部屋全体の雰囲気まで網羅した投稿が多く、複数の商品を訴求しながらインテリアコーディネートの実例を示しています。

実用面だけでなくアート性を重視していることから、独自の世界観をうまく醸し出したいと考えている担当者は、ヒントを得られるでしょう。

FLYMEe(フライミー)

出典元:@flymee_official

FLYMEe(フライミー)は、日本最大級の家具・インテリア通販サイトを運営し、1,000以上のブランドと様々な商品を3万点以上取り揃えています。

商品数が豊富なことから、多種多様な組み合わせを展開しており、投稿にダブりがないように工夫されています。見ていて飽きないことは大きな魅力です。

「欲しいアイテムはあるけど、どのように組み合わせれば良いかアイデアが欲しい」といったユーザーの悩みを解消し、持続的にフォローしてもらえる仕組みが整っています。

タカラスタンダード

出典元:@takarastandard

タカラスタンダードは、キッチンや浴室など総合住宅設備機器の製造・販売を行っています。創業は1912年で、2022年に創業110周年を迎えました。インスタでは新製品やオススメ商品、施工事例などを紹介しています。

有名女優を起用した投稿キャンペーンによる豪華賞品のプレゼントなど、明確にフォローするメリットを感じられる施策は、ユーザーからの注目を集めやすいです。

さらに、ストーリーズのハイライトに「来場予約」としてショールームの予約に誘導するなど、インスタを起点とした各種プロモーションを展開しています。こうした施策は、老舗企業のインスタ運用として、参考となる事例が見つかるでしょう。

インスタ運用がうまい企業の3つの特徴

インスタ運用がうまい企業の3つの特徴

インスタ運用がうまい企業には以下のような共通点があります。特徴を3つにわけると以下の通りです。

  • ターゲット層が明確である
  • クリエイティブに統一感がある
  • ユーザーと積極的に交流している

ターゲット層が明確である

ターゲット層が明確なことで、投稿内容の一貫性を保ちながら、より具体的に必要とされたり喜んでもらえたりする情報を発信することができます。

性別や年齢層だけでなく、仕事・年収・住んでいる地域・休日の過ごし方・家族構成といった、各々の属性を踏まえて人物像をイメージすることが大切です。

「30代女性」よりも「神奈川県在住の32歳、都内のIT企業で正社員にて経理の仕事に就き、土日休みで年収500万円、独身で休日の過ごし方はヨガや食べ歩き」のほうが、より多くの情報が盛り込まれています。

ただし、細部まで詰めることで実際には存在しないような人物になっていないか注意が必要です。ターゲットを選定できない場合は、自社の顧客に対してアンケートやインタビューを行うことも有効です。

クリエイティブに統一感がある

クリエイティブに統一感を持たせることで、独自の世界観を演出しながら、ユーザーの興味を惹きつけることができます。

具体的なクリエイティブの要素としては、色合い・フォント・加工の方法・構図・投稿順序・BGMなどが挙げられます。投稿を積み重ねることでブランドイメージが強化されて、フォロワー数の増加が見込めるでしょう。

一方、クリエイティブに統一感がないとユーザーは興味や関心を持てず、フォローを解除する可能性があります。さらに、競合他社との差別化が図りにくくなり、企業が持つイメージやブランドの独自性が埋もれてしまいます。

ユーザーと積極的に交流している

投稿された内容は実際に多くのユーザーに目に留まることで、初めて成果に結びつきます。施策の一環として、ユーザーと積極的に交流していることも大きなポイントです。

インスタでは交流が多いユーザーの投稿が優先的に表示されやすい傾向にあります。そのため情報発信を行うだけでなく、いいね!やコメントを残すことも大切です。結果として、エンゲージメントの獲得に繋げられます。

参考:フィードに表示される投稿の順序をInstagramが判断する方法 | Instagramヘルプセンター

また、DMを活用してユーザーと交流しながら、企業や投稿内容に興味を持ってもらう取り組みも重要です。企業から直接メッセージを送ることで、距離感を縮めながら、顧客との信頼関係を築くことができます。

まとめ

まとめ本記事ではインスタ運用がうまい企業を12選ご紹介しました。企業ごとに魅力的な投稿が多く、ついフォローしたくなる仕掛けが施されています。

また、フォロワー数やエンゲージメントなどの数字だけでなく、ブランドの世界観や運用体制も参考にできるでしょう。

競合他社のアカウントを参考にしながら、自社独自の特徴を打ち出していきましょう。

この記事の監修者

菊地 里奈

株式会社ユナイテッドアニマルズにて広報PR、SNS投稿素材の制作を担当。 インフルエンサーマーケティング業務にも従事する。 複数企業のSNS運用にもプランナーとして、制作から運用までサポートを行い、SNSマーケティング全般を守備範囲とする。

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ユナイテッドアニマルズでは、インフルエンサーのマネジメント・プロデュース・育成およびクライアント企業のマーケティング戦略立案・広告・宣伝支援を行っています。

また所属インフルエンサーによるプライベートブランドの開発、クライアント企業とのタイアップ商品開発、販売も行っています。

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